コメント:

魂が叫ぶ。そんな心の揺さぶりがある。
彼は、もう大丈夫だと、ぼくは胸をなでおろしている。
彼のことを心配してる読者も多い。
このメールを勇気に変えてくれる人もいるだろう。
ぼくが、心を込めて書いた「悲しみを超えて」を読んで、
泣いてくれた多くの人のために、
彼から来たメールをここに転載することを許して欲しい。

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山道さま

とてもありがとうございます。

読んでいる途中から涙が出てしまい、
当時の事をすべて思い出しました。

父の葬儀の当日でさへ涙が出ていなかった自分に、
現実を受け入れてないことを思っていました。

 「父親の歴史の不在を認めてしまうことが、怖かった。」

 「恐怖を感じてしまうことが怖かった。」

この2つの言葉を言うことがどれほど、
自分が変わった時の言葉かが深く解ります。

少しずつ自分を許していく過程で、
いろいろな感情がでてきました。

まるで自分の中で空白の時間があったかのように感じています。

今は

 「父親の歴史の不在を認めてしまうことが、怖かった。」

 「恐怖を感じてしまうことが怖かった。」

と言うことができます。

なにか体の中から何かが取れたような感じを感じています。

本当にありがとうございました。
またとても細かい心遣い、本当にありがとうございます。
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何度でも、オレにぶつかってきてくれ!
オレは、何度でも、どんな憑きものでも取り去るから。
そして、憑き物とは自分で作り上げた産物なのだ。

かつて、俺の家族が俺を見捨てたように、
オレは、絶対に家族である君を見捨てたりはしない。

守ることで、強くなる自分がいる。
そして、いつか、今度は君がぼくを守ってくれるかもしれない。

そんな機運を感じる今日この頃だ。

そして、君は、今、感じているはずだ。この「今日この頃」という取り戻した自分を。

苦しいときほど、父親を感じても良いと思う。
苦しいときほど、父親を思い出しても良いと思う。

そして、父親が見たもの感じたものを追従体験するのだ。
その時、君は父親をより身近に感じるだろう。
共に感じて、その苦しみたち乗り越えて、父親を超えて欲しい。
まるで、呼吸をするかのように一つ一つと湧き上る想いを
自分に刻み込むのだ。

傷だらけの魂のほうが、ピカピカの魂よりも輝いている。
皺だらけの脳とツルツルの脳の差だ、

ぼくたちの修行はそうやって始まる。

そう、君はもう父親を感じることから逃げなくてもいい。
全力で受け止めて、自分の力にするのだ。

苦しいときほど、父親を感じるだろう。
苦しいときほど、父親を思い出すだろう。

その時、父親をより身近に感じるだろう。

そして、受け止め、会話が始まる。

父親を許すことで、自分を許すことができる。

もう、絶対に大丈夫だから。

ぼくは、安心して、君の試みに同意する。

君は、父親を以前よりも感じ、理解し始めている。

そして、否定するのではなく、肯定することで超えてゆくのだ。

「ああ、親父はこんなにも苦しかったのか」と、
受け入れたときに見えてくる悲しみ、苦しみ、
すべてを受け入れ、超えて行くのだ。

それが、慈悲なのだ。

そして、自分が父親とは違う選択をしたことを噛み締めるのだ。

何故ならば、君の選択の中には、ぼくがいる。

そして、ぼくは君を信じている。この絆が君をより強くしてくれると信じている。

君が父親と対話を始めたことに、すぐに気づいたよ。

その対話は、幻想ではない。君の力がそれを可能とし始めている。

ぼくは、きっかけを与えただけ。

これからも、この先も、困難なことは山ほど起こるだろう。

そこに安易な安らぎなどないし、人は「幸せがない」と、ぼくらのことを言うかもしれないが、

どうして、他人がぼくらのことを理解できるのだろう?

そう、ぼくらは、今こんなにも幸せなのに。

この力が君を支える。

君は自分の力に身をもたげるように、寄りかかり始めるだろう。

何人も、この力を理解できはしない。

力を持ったものでなければ。

今は、この力を支配するようになった君の自由を楽しんでくれ。

喩え、今わからなくても、いずれわかるようになるから。

そして、今は、苦しいときほど父親を身近に感じる感動を強くかみ締めてくれ。


                     清松道人