カム・バック・トゥ・ミー

 なんだか、最近、色々と書かなくてはならないものが多くブログの更新がぁ。

 書き物をしていると、書かれた文字の中に自分を投入しているような感覚に襲われる。

  誰に対して発信しているの?

  目的は、何処に向かおうとしているの?

 色々な自分との対話が始まる。もちろん見つめているのは未来で、未来から見つめられている今を意識して書いている。きっと、書いたものは消えないと思う。

 例えば、今度出版される完全定本【実践】地理風水大全は、百年を経ても消えない本だと思う。

Gw20090331211351 その未来である百年後、ぼくはもうこの地球(ほし)にいないだろう。

 だから、当然そこには未来に対してメッセージが込められる。

 カム・バック・トゥ・ミー (戻って来てください)

 この概念は実は風水の原点に基づくものであった。風水の(天星)擇日は、古代の高位高官の人たちが、亡くなった時に用いられ、埋葬する期日を選び、必ず死者の誕生日を考慮して、死者の属する惑星が現れてやっと埋葬することが許された。その意味は、またもとの地位や役職に戻るとされ、「帰位之義(きいのぎ)」と呼ばれる。

 そこには、未来の死を越えて続いて行くものを創造しようとする試みがあった。

 我々が意識する未来と同じく、未来から意識される今を我々は生きているという事実を忘れてはならない。

 願うことならば、オレはもう戻ってこないけれど、

 カム・バック・トゥ・ミー (私に思い出されてください)

 そんな、本たちを残してこの星を去りたい。主体と客体は交錯し、脳は微酔な眠りを欲しがる。次の瞬間に備えるために。

 生きていればそんなのばかりだ!風水界でのバトルフィールドでの戦いは、既に終わった。ぼく以上に長生きする魂を込められた本たちは、もう戻って来ないもの言えぬ魂を装填し、走り出して行くだろう。

 しかし、休まることなんて、あるわけないし。

 そう、次のバトルフィールドは、医学界だ!待ってろよ!

 Pay back to you (思い知らせてやる)!

 今年から始まる山道帰一の新しい戦い。殺人・中国医学世界にメスを入れる!

  2009年8月29日(土)~30日(日)
  養生大法と参禅
 
  2009年9月19日(土)~20日(日)
  方剤大法と参禅

 これらの講座の講師を勤めさせていただきます。そして、魂で語りたいです。「医」とは何か。明かされるのは、秘伝の原稿ではなく、それを生かして行く営みだ。我々は正しい医の営みを時代の流れの中に還元して見つめ直す。一人一人が時間をさすらう旅人。そして、医はいつも、我々の人生という旅の窮地を救う。

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