昨日、東京講演会を終えました。これで、当初予定していた日本国内の主要都市のうち、三箇所をクリアーです。
参加してくれた皆に言いたい!「ありがとう!」
ここで行われた内容が、一人一人に実りあるものであって欲しい。大地から芽吹くものがあるように、人間の中から芽吹く目覚めがあると信じている。
そのためには、ある振動数を自分の中で発生させて、それを人に伝える努力を怠ってはいけないというのが、自分の勤行みたいなものとなってきた日々である。
それは、自分を愛していなければ、人を愛すことなどできないのと同じだ。
自分の見つめ続けた世界を人に伝える。
その時、同じものを見つめ続けようとしている。
それは、繋がり。
そう、大地との繋がりと同じく、人との繋がりを信じて、皆で模索している。
「世界は何のためにあるのか?」
しかし、どうだろう。この結論を人との繋がりを信じ、自分と世界との繋がりから、答えを弾き出そうとする。そんな、弾丸みたいなバカがいてもよいことを密教の世界では支援しているのではないだろうか。
そして、それが大乗仏教の出した一つの答えのカタチ「慈悲」なのではないだろうか。緊密の密であると密教を説いた恩師は、「繋がり」を述べていたと私は解している。
風水の本質とは、風水という自然科学を通じて、世界を見つめ、繋がりを読み解くことにある。
なるほど、風水という言葉だけ引き合いに出せば、中華文化の賜物なのかもしれないが、風水師たちの為すべき仕事は、どの文化圏にもあったというのが私の見解だ。
それは、日本においても同じで、大和朝廷時代は、土師(はじ)と呼ばれる 葬式・陵墓・土器製作などを担当した氏(うじ)がいた。彼らは、社会と個の狭間に介在し、魂を鎮魂するシャーマンたちであった。
風水のよりクラシカルな本質を私は探している。そして、そこから汲み上げられる現代社会への警鐘とは何か?
もう、すでに各地域で講演会に参加された方々は、私が真に言いたかったことを認識してくれているのではないだろうか。
人類は迷っている。
でも、これから始まる多くの降り注ぐ陽射しがあって、だからこそ日陰もあって、そのすべてが意味を持って、互いを支えているのならば、我々はもっと光を感じれる。
風水がその陽射しの一つになることを祈っている。祈っていて、手をあわせているだけで、何もせずに手をこまねいているのではなく、足を使って、日本全国を行脚もするし、日本全国の格局集も作ろうと思う。
それは、恩師の張明澄先生もおっしゃっていた。
「太祖山の山峰の形を特定できなければ、竜の陰陽が定まっても、
五行を定めることができず、したがって、十干も特定できません。
竜の十干が特定できないから、竜と穴の組みあわせも見ることができず、
この場合昔から、竜は竜、穴は穴でそれぞれの良しあしを見るようにします。」
つまるところ、より広範な範囲における風水看法では、都合よく五星体(五行)で、自然界にあまねく姿・形あるものをと規定するのは、ほとんどの場合、不可能なのである。
そのため、もっともクラシカル(昔から)なスタイルの地理風水では、「竜は竜、穴は穴でそれぞれの良しあしを見る」ことに、経験則と傾向性をはじき出した形が重視され、格局と呼ばれる巒頭の図版集となる。
既に、日本に根付いていたもの、それを読み解く作業はかなりの量になってきた。
この貴重な資料を安易な旅行ガイドブックにするのは、間違っていたのかも。
残るは、福岡講演会と中国・四国・九州、そして、どんだけ既存の沖縄の風水解釈が整合性をもっているか見に行くのが楽しみです。
あと、宮城と岩手、大阪もまだでしたね。まだ、しばらくは続きます。「風水バカ一代」。
参加したいという人が数多くいるので、ブログで日程を発表したら、連絡ください。
一緒に陽射しを浴びに行こう!
長い間渡したかったものを皆に届けるのが、ぼくの仕事だから。
とりあえず、明日6月16日~23日は台湾です。
<各講演会の感想>
<福岡> 地理風水講演会
講演日: 7月5日(日)
講演時間: 18:00 開始 18:20~18:30 終了 20:50
主催者: 福岡実行番長 大渓水
クリック→ お問い合わせ