『風水西遊記』6分の6戦記総集編

『風水西遊記』6分の6戦記総集編

 ~振り返ればアナタがいたから

 
 『風水西遊記』6分の6戦記総集編『風水バカ一代』の外伝『風水西遊記』の最終章を終えた。

 それは、六つの地域で区切っていったことから、別称「6分の6戦記」と呼ばれる。

 実に三週間にわたる休み無い突撃を繰り返して、西日本をくまなく探訪した。

 もちろん、行きたくてもいけなかった場所もたくさんあるし、誰もが行ける場所という前提を踏まえて、点穴レベルでの調査は難しい局面もたくさんあったことはいうまでもない。

 人は言う。  「あなた何のために、そんな旅をしていたのですか?」

 私は言う。  「君は、今まで食べたご飯粒の数を覚えているのかね?」

 そう、後になって振り返ってみれば、生きて行くために食べていたお米だが、生きて行くためにしていたことに、人間は留意してなどいないのである。

 だから、一言で応えたい。  「生きているって感じたかったから。」

 こんな感じで、世に問おうと思う。  「アナタは今を生きていますか?」

 大地との対話は続き、生きていることを強く充実させてくれる場所を風水の観点から探訪した。だから、当然全てが龍穴の理に適っているとは言うまい。しかし、これから世に問う多くの場所は、あなたに何かを感じさせてくれると信じている。

 それは、気づきであるかもしれないし、今の自他共に哀れみをかけ、優しくなれる対話かもしれない。そう、それは幸せなひと時だと約束したい。

 多くの戦友に支えられ、この風水のある旅物語は一端の幕を閉じることになる。

 もう冬だし。

 そして、今後もこの熱い物語を続けて欲しいという声をたくさん頂き、ありがたいことである。  それにしても、旅に出れば出るほど、貧しくなって帰ってくる自分に哀れみをかけることもしばしば。(笑) しかし、金などでは買えないかけがえの無いものをたくさん手に入れた!

 そう、それは繋がり!

 星と星の巡り合せ、輝くということを犠牲にしたら生の意味はないのだから。

 そうやって、大地と人間の関係の調査から始まった自然科学としての地理風水は、今を持っても人間との繋がりを忘れないでいる。

 ここまでの戦いをコメント入りで振り返ってみたい。

 

<6分の1戦線~山陰山陽戦1(山口・広島・島根)>

[山道コメント]

 コロゾフと共に勢いよく乗り込んだ山口は今回の出撃の全体性を占う上では、貴重な始まりだった。山口では、多発する中国人労働者を「研修生」と偽った偽装工作と、それを許容する腐敗政治に警察組織、そして外国人労働者たちへの搾取、ストライキに加え、多発する殺人事件の現場と直面し、やはり自分が今を生きているということは、社会の問題からは切り離されていないことを痛感する。鳥取、島根では、結婚詐欺連続殺人犯、島根では女子大生バラバラ殺人事件などリアルタイムで犯罪が起きまくっており、タイミングの悪いときに飛び込んだものだとつくづく思った。また、これらの地域では自民党が選挙で勝つなど、日本に吹く新しい風が届いていない。

 変わらなくちゃ。変えなくちゃ。

 昼は薩摩隼人のコロゾフと共に戦った序盤、コロゾフは夜には鹿児島の黒豚と言われ、ネタにされるが打たれ強い男に変貌を遂げる。

 一番長く滞在することになってしまった山口では、美人三姉妹のケイさんに大変お世話になりました。『方剤大観』を置いて来たので、いっぱい勉強して、この腐った世の中にメスを入れられる立派な薬剤師になってもらいたいです。がんばってください!是非、兄弟子の書いたこちらもご一読あれ、「漢方薬に関するデマ」と真実
 

  風水西遊記・山口入り

  小野八幡宮の過峡

  高速による破壊

  桜が咲いている!

  みかん

  山口二件目

  めしとったり~

  湯田温泉で湯治

  いざ!広島へ!

  すっかり

  広島入り!

  宮島に到着!

  宮島探査

  厳島・大聖院1

  厳島・大聖院2

  カキ食いた~い1

  カキ食いた~い2

 

<6分の2戦線~山陰山陽戦2(島根・鳥取・岡山)>

[山道コメント]

 コロゾフが英霊となり、現場から消え、犯罪シティ山口に置いてけぼりにされたが、中二日後に登場したジェイによって、見事に戦局は打開された。快活な好青年であり、おまけに頭も良いときたら、モテナイはずが無い。車内では、ジェイの社内での恋愛話に花を咲かせ、初対面とは思えない二人の旅は、意外と順調に進んだ。

 近いうちに、ウォーター家の陰宅を看に静岡に行くので、ジェイとの再開も間近である。 ウォーター!温泉付き旅館と電車賃出してくれるのを忘れないでくれ。(笑)  ジェイ!その時までに先生を退屈させない新しい恋愛話の一つでも聞かせてくれ。

 奇門命理では鬼畜じゃなかった(笑)、鬼遁が強く入っているジェイの今後の成長に期待。

 望めば適う君のパワーを無駄に使ってはいけない。

 岡山では一泊の滞在をしたが、意外と岡山を気に入ってしまった。

  島根入り

  出雲よ!

  出雲ちょと残念

  神在

  島根で苦戦

  恩讐の大地

  行かないで~

  戦線離脱

  ほのぼの1

  ほのぼの2

  ほのぼの3

  山口で一人暮らし

  うぁ~ん

  山口県中国人研修生放火事件の真相

  ほのぼの4

  さらば青春の光

  島根リベンジ1

  山道で苦戦!

  鳥取入り~皆生アゲイン

  鳥取の象徴

  大神山・寂静山

  山賊

  六分の二戦記~最終回1

  六分の二戦記~最終回2

  巡るもの

  岡山での一時

 

<6分の3戦線~四国戦(香川・愛媛・高知・徳島)>

[山道コメント]

 「レトロに揺られて」到着したSSとも呼ばれその威厳と風格をまとってきたエド。自らを「ラッキーボーイ」と称した直後にダニエルの視界から突如消え、大間のマグロのようにビチビチと足掻きながら全身で階段を滑落するエドは、多くのことを学んだ。

 エドは言う「人間は意識で会話ができるんです!あの時、僕は叫んでいたんです!」

 エド「ダニ~!頭だけは打ちたくないよ~助けて~。」

 山中奥深い山荘で語られたエドの衝撃の真実。そして、明かされるダニエル過去篇と共に、我々の鬼退治の過去の所業と出会う。そう、鬼はいつも過去に潜んでいて、ぼくらに語りかけてくるんだ。

 鬼「お兄さ~ん、ちょっと寄って行かない?」  ジョークです。(笑)

 自然水法とは何かを看る機会にも恵まれ、巒頭天国の四国戦は「6分の6戦記」で、もっとも充実したものとなった。

 四国でBye For Nowだったはずのエドだが、「鬼嫁にちょっと長めの日程で言ってきたので、和歌山戦も参加ということで」。

  鬼ヶ島1

  鬼ヶ島2

  オトコたちの桃花2

  鬼ヶ島3

  鬼ヶ島4

  鬼ヶ島5

  鬼が島6

  鬼ヶ島7

  鬼ヶ島8

  鬼ヶ島9

  ロスト1

  ロスト2

  鬼ヶ島10

  鬼ヶ島11

  鬼ヶ島12

  出神

  鬼ヶ島13

  鬼ヶ島14

  鬼ヶ島15

  鬼ヶ島16

  鬼ヶ島17

  鬼ヶ島18

 

<6分の4戦線~紀州戦(和歌山・奈良)>

[山道コメント]

 四国の徳島よりフェリーに乗り込み、老兵マス伍長、衛生兵ウォーターと共に合流した、エドとダニエル。その時、恐ろしい悲劇が我々を待っているとは思わなかった。

 マス伍長の心の暗闇と夜の帳を切り裂く、握力80kgダニエルのアンアンクローが炸裂し、マス伍長のパンツはボロボロに切り裂かれた。

 ダニエル「破れたのはパンツだけですか?」

 そう、カレーおじさんに体罰をもって教えようとしていたのだ。

 「プライドとか捨てたらまたいい事あるから~♪」 (tomorrow 岡本真夜)

 人に冗談をするのが好きな人は、自分も冗談されても許せるデカイ器をもってなくてはならない。  それを悟ったカレーおじさんは、もっと成長できるはず!がんばれ!

 鋭い突込みをカレーおじさんに入れ続けたウォーター。

 伝説の「柳生石舟斎でも斬れないマス伍長の厚いア◎コの皮」という名句を刻む。

 マス伍長「いらんこと言うな!」

 ダニエルはそんなマス伍長が大好きです。

  6分の4戦記1

  6分の4戦記2

  6分の4戦記3

  6分の4戦記4

  6分の4戦記5

  6分の4戦記6

  6分の4戦記7

  6分の4戦記8

  6分の4戦記9

  6分の4戦記10

  戦場に咲く花火

 

<6分の5戦線~関西戦(大阪・兵庫)>

[山道コメント]

 時として、自分が罪人なのではないか、これは罰ゲームなのではないかと、心が折れそうになった6分の5戦線。

 ブライアンとデイズィ、タイスンの加入により、流れはスムーズに。ブライアンの勤行に癒されて、旅を続ける勇気をもらうダニエル。

 研究者としての実践を強く噛み締め、上海行きの研修を断って、研究所をプリズン・ブレイクしてたこ焼きを大阪で食い漁るブライアン。しかし、夜買ったたこ焼きを朝食べちゃだめだ!

 ブライアン「どうしてだろう?目が熱い。何だろうこの溢れてくる涙は。あんな恋焦がれたたこ焼きなのに、もうたこ焼きを食べれないような気がする。」

 ブライアンは泣いていた。

 賞味期限が切れたたこ焼きを食べ、夢と現実の間をさまよったブライアンの大阪での思い出は、恋愛と同じく甘酸っぱかったという。

 デイズィにとっての大阪は、楽なものではなかった。アイフォンの話ばかりブライアンに自慢するデイズィ。都会の喧騒な気持ちでパワースポットでおしゃべりしまくるデイズィは「うるさい」とダニエルに一喝される。

  ダニエル「オレの心の聖地にオマエの雑音(精神活動)を持ち込むな!」

 女子供にも大人気なくも容赦なく叱り付けるダニエル。この一喝は後のデイズィのアイフォンの未来を示していた。

 デイズィは振り返って言う。

 デイズィ「このときに、私の心とアイフォンはもう破壊されていたんです。」

 後に、兵庫では新メンバーノノさん加え、部隊は順調に兵庫を流し、大阪に戻る。ノノの魅せた逆さ合掌は密かに読者の間でブレイクして、肩が「ピキーン」とつってしまった被害者をたくさん出す。恐るべき、ノノの影響力。台湾の風水テキストを翻訳する中国語の実力の持ち主であり、現在草稿を終えているノノの今後の活躍に要注目。

  ある流刑地にて1

  ある流刑地にて2

  ある流刑地にて3

  ある流刑地にて4

  ある流刑地にて5

  ある流刑地にて6

  ある流刑地にて7

  ある流刑地にて8

 

<6分の6戦線~沖縄戦>

[山道コメント]

 熊本の妖精マギーと大阪から共に沖縄に飛んだデイズィ、そして、ここでもう一人九州が育んだ白熊ことコロゾフを加え沖縄上陸戦線はスタートする。

 すでに、二回目の従軍となるコロゾフは気合が入っていた。そして、地雷を二個もフンでしまいマギーとデイズィから白い目で見られる。 

 ダニエル「フンだのは地雷だけですか?」

 ふんだんにプライベートを垂れ流されて、恥じらいも脱ぎ捨てたコロゾフに語られた衝撃の真実。

 コロゾフはデイズィが鬼軍曹ダニエルに果敢にもチャレンジする現場を写真撮影し、数々の名場面の撮影に成功した。

 かわいい冗談で始まった一個の石による投擲は、デイズィを破壊する序章だった。

 水中戦を決死で挑むデイズィはチャレンジした時点で既に死んでいたのだ。

 そして、海に2度も叩き落され、すぐムキになるメタルスライム庚(デイズィ)は自らの悪しき庚の身強丸出しの性格が祟って、破壊神ダニエルの圧倒的な火力(攻撃力)によって、アイフォンは海水が浸透し二度と帰らぬ人となった。

 ダニエル「壊れたのはアイフォンだけですか?」

 デイズィ「私はSelf-Identity(自己同一性)がすごく大事なんです。今の自分から変わりたくない!」

 このAsshole(バカモノ)は、反省せずに、さらに自分を正当化しようとしたために、更なる説教を加えられた。

 ダニエル「未来の進歩した自分に向かう努力一つせず、怠け者のオマエは今の自分に固執する。どうして未来の自分を知りもしないくせにそれを自分ではないと否定する?クラスメートがみんな大学を卒業しても、オマエだけは小学校の勉強とその内容に固執する低レベルなやつ。」  と、ダニエルに蔑まれる。

 また、夜にはダニエルの脱いだ靴下を犬のようにクンクン嗅いでいる現場をダニエルに発見され、ベルトで鞭打たれたら顔面にヒットするデイズィ。

 その後、コロゾフに熱い説教を2時間聞かせられてしまう羽目に。  Good job!コロゾフ。  マギーとダニエル、エドの過去篇も登場。今解かれるわだかまりが、日溜まりになりますように。

 ダニエル「おだまり!デイズィ!ビシッ(鞭の音)!」

 そして、沖縄では暴かれる文化人類学者たちの風水のウソの数々。嘘喰いダニエルの真実に迫る探求は、この沖縄篇を読むべし。

 最後の夜に語られたダニエルの人類補完計画。(笑)

 治療とは何のためだったのか、壮大な禅問答を聞かされ、立ち向かう勇気をもらったコロゾフ。

 コロゾフ「危うく、先生の話を聞いていて泣きそうになってしまいました。」

 もう泣いていたぞコロゾフ!そのピュアな心があれば、これからも禅問答で得るものは多い!

 ダニエル「あっ、でもコロゾフの悩みはオレにはわからんかも。だって、オレ治療で失敗したことないもん。(笑)」

 コロゾフ&ダニエル「ガッハハハハハ!」 

 そして、・・・

 ダニエル「人の命を虫けらのように扱う奴等が泳ぎまわっている限り、オレはトコトン突っ込んでくぞ!」

  沖縄上陸戦線1

  沖縄上陸戦線2

  沖縄上陸戦線3

  沖縄上陸戦線4

  沖縄上陸戦線5

  沖縄上陸戦線6

  沖縄上陸戦線7

  沖縄上陸戦線8

  沖縄上陸戦線9

  沖縄上陸戦線10

  沖縄上陸戦線11

  沖縄上陸戦線12

  沖縄上陸戦線13

  沖縄上陸戦線14

 

 命の重さを確かめるように、突き進んだ「6分の6戦記」。

 戦う力をみんなからもらった! ありがとう!

 これからも、寄り添って歩けたなら、それは最高の幸せ!

 全ての価値観が転倒し、混沌とし腐った今の時代の世の中で、崩壊の序曲を奏で始めたこの世界で、自分を見失わないために。

 一人一人が強くなるために、自分を磨くことを怠らないでほしい!

 この旅の本当の目的は、星と星との巡り会わせを信じて行われた天地への審議を問う公事だった。そのために要所要所に意識を張り巡らせる。水面下で行われた異常な精神と体力の消耗を繰り返しながらの旅だったが、そこに自分の保身は何も無かった。

 「義を見てせざるは勇なきなり」。多くを知ってしまった人間は、その知ってしまったことにより、罰を受け苛まされる。これだけ多くの自由を求めたのに、それだけ多くの業に取り込まれる。

 自分を術の中に捨て置き、紐解かれない因果に挑戦する。それは、緋縅(ひおどし)となり、時をうねり、捻じ曲げ、新しい時を編みながら導く。新しい未来への流れをつくるために。

 全ては変える力へ!つまり、皆と出会えたことが最高の成果です!

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