レイモンド・ロー先生によるシンガポールでの風水課外授業です。
香港・マカオに続き、二回目の課外授業で、今回も非常に勉強になりました。ちなみに、通訳兼インストラクターは私が務めさせていただきました。英語での同時通訳ですが、無事こなすことができて良かったです。
ロー先生はシンガポールが香港の次となる二番目に好きな都市と言うだけあって仕事でも頻繁にシンガポールに訪れ、数多くの案件を手がけ、沢山の実例と共に詳細なテキストを作って、我々一行を待っていてくださいました。ちなみに、ロー先生の三番目に好きな都市は渋谷です。
我々一行は朝6時にシンガポールに到着という快挙を成し遂げた。写真はいつもの様にジャンケンでね、荷物当番を決めています。(笑)ちなみに、香港に続きここシンガポールでもやりましたよ~。
紹興酒を瓶ごと買っちゃって、皆に御馳走しなさいジャンケン・ゲーム。
負けたのはオレだがなー。\( `□´+)/あーっ!!
皆に勝ち逃げプラス飲み逃げされたのが悔しい。(´A`。)グスン
さてさて、今回のツアーでは、ロー先生がシンガポールに風水師として深く関わっている沢山の案件を見て回り、その効果の程と結果に、我々一行は何度も驚愕の風水現場を目の当たりにしたのでした。
それは後ほど解説いたしますね。
課外授業というだけあって、今までの講義では習っていない水龍がメインテーマで、シンガポールを縦横無尽に読み解くのは圧巻でした。今、風水山道の基礎講座で第八回、第九回を「水龍」の指導をしているだけにリアルタイムでした。
ロー先生の講義によると、シンガーポールの発展は二匹の水龍(河川)が大きく関係しています。
東に流れるシンガポール川の下流川沿いのボート・キー及びクラーク・キーは繁華街として知られ、川沿いに発展し、マリーナベイへと連なっている。
八宮水法で7運(1984-2003年)で東が零神水(正財水)となっているときにボート・キー及びクラーク・キーは更に栄えた。
また、ロー先生は川沿いに軒並みに建てられた高層建築物の砂により、水龍のエネルギーは守られているという。
このマリーナベイに連なる、ザ・フラトン・シンガポールまでの下流域からマリーナ・ベイまでの発展を砂水から説明してくださった。
写真奥が昔は郵便局だった建物で重厚な威厳さえあるザ・フラトン・シンガポール。シンガーポール最高峰のホテルである。
南東に流れるロッチャー川(rochor river )は、マリーナベイに連なり、6運時代(1964-1983年)は南東が零神水で、栄えはじめ8運(2004-2023年)においても吉神水で、水龍の頭となるマリーナベイの繁栄は2つの水龍(河川)により続いている。マリーナーベイを中心に見れば実に二匹の水龍が水を注ぎ、8運時には南西方からの水流となるGeylang Park Connector沿いの水が零神水となり湾に水を注いでいる。
また、シンガポールは、香港と地理的状況(巒頭)がよく似ており、かつての歴史も香港と似ている。この地理上のある類似が非常にシンガポールを語る上では大事だと思った。まあこれは水龍ではなく山龍のお話なのでまたの機会に。
シンガポールは香港と同じく、イギリスによる植民地支配(1824-1942年)、その後は日本による統治が終戦まで続いた。後に、マレーシア連邦となり、現在では分離独立し、その歴史は支配からの独立という経緯を香港と同じくし、その後は爆発的な経済的発展を遂げ世界有数の金融大国となっている。
財(経済)は風水では水を意味し、シンガポールや香港のような島は四方八方に水が配され囲まれており、チャンスが多いとロー先生は言う。とりわけシンガーポールの水龍は時流を得ていた。
次回はシンガポールに宿る建築と一体化した風水の実技について見ていきたい。