[書評]皇伝相性占術

 明けましておめでとうございます。

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 年明け早々ですが、昨年いただきレビューが遅れていました『皇伝相性占術』(林巨征著)をご紹介させていただきます。林巨征先生の著作が、太玄社から復刊いたしました。巻末の暦も2031年まで付録しています。

 この『皇伝相性占術』は戦前より皇室の后選びに使われてきたとされており、生年月日の十二支と生日の十干で対象となる人との相性を見るという占術です。

 また、本書によって診断し想定される相性が宿命的に決まるのではなく、

 「自分の努力でいくらでも改善できる」 とする点に深い共感を覚えました。

 基本的な術理としての十二支の関係は、四柱推命に共通するものであり、林巨征先生の専門分野である方位術とも併せて相性を見たり、内容は多角的であり、とても面白いです。

 占術に全く馴染みのない人でも手に取り、理解しやすい内容に加え、内容を読んでいて思い出したのが、はじめて占術の書を手に取った時の好奇心や、占術が楽しいと思えるワクワク感とでもいう気持ちでした。そんな愉しみがたくさんつまった本だなあと言う印象を受けます。

 学ぶことが楽しいと思える。そして、実践して楽しむことができる。気になる人との相性選びにぜひ見てみたい一冊に仕上がっています。

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