擇日法

 最近、いつも、「日本の風水世界は闇だ。」などと言うもので、「どうして、闇なの?」と、質問されます。そこで、説明しましょう。ヽ(`△´)/

 例えば、風水師が具体的に「風水の影響をどう時間と共に見つめる」かという「擇日法」を使う「擇日師」と呼ばれる人が皆無なことから、闇だと言うのです。現代において、日本は、アジアの中でも、超・風水後進国です。定義で、「陽宅擇日吉課」・「陰宅擇日吉課」・「合婚擇日吉課」などを組み立て作成する擇日文化そのものがないのですから、その風水も致命的に欠けているという事なのです。何故なら、「擇日は未来における大事な風水の影響を改善する。」、一つの要素なのですから。

 擇日の起源は中國において、正統擇日の方法として、「天星擇日法」である「七政四餘」と「三合擇日法」である「通書擇日」、または「黄道吉日」と呼ばれる二系統に分類できます。正確には、この二種類の方法のみを「擇日法」と呼んで良いのです。

 巷では、「玄空擇日」、「玄空大卦擇日」、「易占擇日」など色々なものを見かけますが、全部デタラメのイカサマです。とかく現代中国では、文化大革命以降消失した伝統と技術を近年中国の政策がゆるくなり、風水典籍が、世界中から再び集められた事も手伝って、それらがコピーされまくって市場に出てきた結果、勝手に古典を読んだレベルで、適当に風水を語るものたちがあふれ出しました。

 つまり、世界のコピー工場中国では、風水師までもが人造的にコピーされ、大量に作られたのでした。彼らは、ありとあらゆる家名や、姓が同じだけと言う理由で、有名な風水師の家系にあてつけたりし、生き馬の目を抜く方法で、捏造を始めたのです。

 もちろん、比較的伝統文化が維持された台湾でも、適当なことを教えたり、秘伝と称して商売していた怪しい風水師たちから、大金をはたいて、何か適当な捏造された風水を習って帰って来て、それを「本当の風水」だと思い込んで、間違ったものを伝播してしまった奇特な人も多いです。さらに、その奇特な風水に自分で手を加えちゃうものだから、目も当てられない状態ですな。滑稽と言わざるを得ません。(✿ฺ。 ✿ฺ)

 この彼への個人的なメッセージ、この部分は関係者以外スキップしてね。小さい字でも、心を込めて書きました。(´^ิ∀^ิ`*)

 「你的上帝快要告白你,你才是騙子。
  那個新建的家,一完成,就馬上夫婦離婚了,成為了空房。
  雖然你賺錢,可是你的慾望讓這個夫妻變不幸了。
  我把同情給這個針灸師。
  這個針灸師的太太,根據閃閃發光閃亮的假冒者被欺騙了。
  你的上帝已經告白我了,你就是真騙人的。


 こっそりと、この部分を読んでしまった読者も、自身で悟らなければならない!

 人を不幸にするのが風水なのか?

 少なくとも、私は自分の風水を通じて、一円たりとも、利益を得ていないし、まして、人を脅しもしなければ、不幸にもしていない。私が脅すのは、イカサマ師だけだよ。 

 この五術の世界では、しばしば、「その人の定力(実力)に見合ったもの意外やって来ない。」と、言われます。また、この世界は極端な言い方をすれば、究極の自己満足の世界なので、真に実力と経験がある風水師たちは、まったくと言って良いほど、表に出て全うなことを言うのをめんどくさがっていました。ある戦士や隠者のように(ブログの読者はご存知の方々ですね)。( ゜ 3゜)

 台湾で有名な風水師だからと言って、イカサマ師ではないという証明にはならないのです。台湾でも、日本でも、有名な人から順番にその風水体系自体が怪しいでしょ?どこの国も同じだよね。( ・ノз・)

 また、たちの悪いことに、日本に来ている中国人留学生たちも、この何もわかっていない日本を食い物にするかのように、ちょっと、古典を読んだレベルの漢字を並べただけのイカサマ・ロジックで、催眠レベルの風水と子供レベルの内容をさも、大事そうに、「秘伝」とあてつけ、語り始めたのは、驚きに値します。誰か、商売人が裏で糸でも引いているのでしょうが。

 マリオネットとコピー王国から来た劣化版コピーの風水師たちと、日本人が勝手に自分で作りあげた何ら文化に還元できない幻想とイカサマな教えたち。これが、日本の現状と惨状の全てです。

 内涵(内側の人間)からみれば、明らかにわかることですが、一般人は、騙されまくりました。高い授業料払ったことあるでしょ?えっ、○△町で払った。う~ん、わかるよその悲しい気持ち。そこに、母体となった人の教えはないんだもの。アレは、ダメだよね。あんなもの無くなってしまえばいいんダヨ。オレ、がんばるね(笑)。

 ぼくは、六大課に入らない「玄空風水」とかは歴史が浅く信憑性も薄いので、存在すら意識しなかったのに加え、日本に戻って来るまで、興味すらなかったのですが、何故か日本では、大風呂敷を広げ、大ブレイクしているのを見て、見聞を広めるべく、色々な講座を見に行きましたが。惨憺たる内容と理論でした。原因は、世界中に散った劣化版コピーの人造風水師たちが背景にいましたし。(╬◣д◢)ムキー!!

 ちなみに、ぼくは、「玄空風水」に対して、何ら信憑性や信頼性を置いていませんが、レイモンド・ロー先生の玄空はロジカルで、個人的には、レイモンド・ロー先生の行動原理に及ぶ心理学としての「山水飛星」のみは認めています。まあ、世界的に東京大学と並び評される香港大学を卒業するくらいの頭脳の方なので、確かな技術として、ロー先生は玄空を発展させ、使いこなしていますね。その辺の食い詰め者や人造コピー風水師たちとは一線を画します。

 ロー先生は、もちろん、用途限定の狭い範囲でしか「玄空」を使いませんしね。また、ロー先生は、色々な技術を組み合わせて使うことで、風水を多角的に見つめているので、弱点や危うい点が少ないのです。やはり、賢い方なのです。ぼくの大好きな尊敬している先生の一人です。

 まあ、現代における「人造劣化版コピー中国人風水師(Made in China)」たちと、さらに日本で製造されているこれよりたちの悪い「人造劣化版コピーのまたそのコピー日本人風水師(Made in Japan)」たちは、現在の中国や日本、アメリカ、ヨーロッパ(ドイツとかね)において、風水鑑定やコンサルと言う名目で、大金を稼げるのですから。当然、イカサマ師が跋扈するでしょう。中国人は昔から、迷信や縁起物が大好きですから。あ、日本のスピチュアルと言われる世界も同じですがね。

 そのような、劣化版人造風水師が適当に練り上げたのが、適当で物笑いの種になるイカサマ風水や擇日方法たちでした。いっぱいあるでしょ?「玄空擇日」、「玄空大卦擇日」、「易占擇日」などなど。

 つまり、日本は未だ本当の純粋な風水伝統文化が伝播しておらず、内涵(内側の人間)からは、物笑いの種にされているのが現状です。つまり、ピーナッツの皮しか見ておらず、中身のピーナッツをまったく知らない状態なのです。この惨状に対して、ぼくは、表の世界に「コンニチワ」し、警鐘を鳴らしているのです。(╬◣д◢)ムキー!!

 例えば、「擇日」と言ったら、この二種類だけですからね。皆さん、気をつけてくださいよ。 

  「天星擇日法」⇒「七政四餘」
  「三合擇日法」⇒「通書擇日」、別称「黄道吉日」

  
 天星擇日とは古代において高位高官の人たちに用いられました。死去した時に用い、埋葬する期日を選んで、必ず死者の誕生日をも考慮し、その死者の所属の惑星が現れて、やっと初めて埋葬することが許されました。その意味は、「歸位之義」、つまり、「輪廻し、また現世に帰る」という風水による中華輪廻転生思想を現し、死者が生前と同じ位に復権するものとされたのです。あ、そういえば、ぼくのブログは、「歸一」、として書いています。つまり、「一に帰る」意味です。

 ぼくは、日本が大好きなのです。この国を守る「義」のために動いているのです。大義でしょ?(。≖ฺ‿ฺ≖ฺ)

 こんだけ、混乱した風水闇社会だと大儀(骨が折れる)でもあるけれどね。(。◕ฺˇε ˇ◕ฺ。)

 ちなみに、本当の明澄透派では、「七政四餘」を擇日に用いる「天星擇日法」が用いられております。

 ある戦士の風水体系では、三合擇日法である「通書擇日」、または「黄道吉日」と呼ばれるものを用います。以下ご説明しましょう。


Cimg2947 写真の二冊の一つ清朝の人、洪潮和からの「通書」もまるで理解されていません。通書に書かれている様々な方程式とも呼べるロジックを組み立てて、本当の「擇日」を作成できるという「擇日師」は、日本において皆無だと、ある戦士さんは言います。ちなみに、ある戦士さんは、日本国内の風水の水準を調べるために、日本に売られている大半の風水と言う名前がついているだけの多数の本に、目を通した上で言っています。

 立ち読みだけれどね。買ってもしょうがないでしょ。(╬☉д⊙)  日本国内の現状では、レイモンド・ロー先生の『完全定本 風水大全』以外の風水本は・・・。ヽ(`△´)/

 例えば、本当の「擇日」とは、本来、下のサンプルのように書かれており、クライアントに正しい日取りを教えてあげるのが、擇日であり、風水文化であり慣わしだったのです。このサンプルは、ある戦士が作成した通書擇日における「合婚擇日吉課」の起例です。

 「合婚擇日吉課」のフォーマットと起例をダウンロード →黄家と江家の結婚におけ擇日例

 多分、これを見ても、何故このような日にちが、導き出されるかをロジックとして理解するのは、一般人には、不可能です。それは、擇日師と呼ばれる人たちの仕事なのですから。

 また、「擇日法」ができなければ、「風水師」ではないと、ある戦士は言います。

  ある戦士:「擇日をするということは、対象となる一族、家族の責任を背負うことにある。」

 と、老師は言います。う~む、重いなぁ。だから、ぼくも半端な気持ちでは、個人鑑定をやりません。理解していただけたでしょうか?

 ちなみに、今、ある戦士と共に書いている本では、「擇日とは何か?」を徹底解説しますよ。今まで、「擇日」、「通書」について解説された本は、日本国内では皆無でした。ちなみに、全然、通書を使いこなすことができないアメリカ人の書いた通書の翻訳本があるけれど、読んでも、知ったかぶりの学者にしかなれないぞー。( ・з・)

 ぼくらの書く本は、実践家になるための本です。エエ本になりそうでしょ?( ゜ 3゜)
 そして、この本を呼んだ人は、自称、風水師を名乗ってきた人たちに気軽に尋ねてみてください。

 「陽宅擇日吉課を作成してくださいな。」など、聞いてみるのも良いでしょう。そして、この本に出てくる解説を読み、彼・彼女らのつくる擇日と、その擇日のフォーマットと比べてみてください。「擇日法」に基づく、フォーマットは、必ず指定されたフォーマット以外ありえません。その本に出てくるフォーマットと違うということ、即ち、「擇日」ではないということになります。

 こういった本が世に出てくると、正しい知識が普及し、一般の人たちが、物事の真偽を見極めることが出来るようになり、怪しい風水師たちが自然淘汰され、闇に光が立ち込めるようになるでしょう。その時、この風水後進国日本も、発展する見込みアリですな。

 ちみなに、こういった本とは、ダニエル(山道帰一)とある戦士が書いている『完全定本 地理風水大全』ですね。

 追伸 / 立ち読み禁止。ヽ(`△´)/

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