道家養生学

Clip_image001   いつも、何でこうなっちゃうの!(;◔ิд◔ิ) !!!

 という憤りと共に養生大法と参禅の講座でテキストとしても使う本『養生大観』がまだ書きあがっていない。

 追い込まれないと書けない、書かないというのが身に染み渡っていて、そんな自分がコワイ。

 人間追い込まれた時ほど、その人間のパフォーマンスと共に、性質が全て晒け出される。

 良い面も悪い面もあるだろう。ただ、自分はその出てきたものを表現する癖がある。

 今、悩みながら切り分けているのが、明澄透派ということで限定した内容では、自分の習ってきたものに制限を加えて表現しなくてはならないために、切り分けをこの頭の中で分類しながら、体系だって資料を編纂しなおしている。

 多分、明澄透派ということで、五術「山」の講座というのは日本で一度も開かれたことがないのではないだろうか。五術、五術と五術を謳う多くの団体を見かけるが、本当に、「山」や「医」を持っている流派というのは希少だ。ここで示そう!明澄透派はまさしく五術をコンプリートしていることを。

 また、明澄透派の「山」と「医」は、張明澄先生への追悼講演として、ぼく自ら引き受けた仕事だ。

 だからこそ、手は抜けない。明澄透派の「山」とは何か見つめなおすことから、この講座ははじまると考えている。

 そもそも、張明澄先生から習ってきたのは「東派仙道」であり、東派仙道を前向きに「養生」というテーマで出すのならば、それは明澄透派の五術で区分する養生体系とは異なってしまう。

Photo_5Photo_4 というのも、明澄透派の『養生大法』に明らかなように、その内容の系譜は伍柳派の影響が濃厚だからだ。

 ええ、伍柳派も勉強しましたよ。確かに。ただ、二日で全部教えるのは無理ですハイ。

 仙道の生理学から哲理の講義はきっとツマランでしょうから。

 また、明代から続く東派仙道の創始者である陸西星から、傅金銓、李小波までの仙道理論は、気功理論とは比べ物にならない複雑で難解だ。この辺りに踏み込むと2日間で終わる保証がないし、仙道哲学講義とかしたら、罵声を浴びそう。(;◔ิд◔ิ) !!!

 ズバリ、今回は気功と煉丹に的を絞って、仙道の領域である「神功」とかは全て省くことに、初日は「動功」、二日目は「静功」に絞って指導いたします。あと、外気治療も教えようと思います。

 参加者はタオルと運動着を持ってくるのを必須ですよ。

 この2日間が有意義なものになるよう、北は北海道、南は鹿児島から来る人々が、実りあるものを学んだと笑顔になれるように、一生懸命、2日間のプログラムを実践である気功と共に併せて身体から心まで浸透するものであるように、残った時間を調整して、テキスト化して本にしますよ~。でも、ホントは本じゃなくて講座でオレを見てくれ~。(✪ฺܫ✪ฺ)

 また、魅せるものは見せますぞ。皆さんの常識の壁をせっせと壊しますね。

 風水の原理が「気」を問うものならば、風水師にとって「気」を感じ、認識するために身体から鍛えていく気功は必須だ。

Ushiro  また、風水の効果が「気」の作用によるものであるのならば、それは「気」と「人体」の関係に顕著で、気が巡る人体の経絡にどう作用するかという中医学的説明もできない者が、風水を語るのは危険だと言わざるをえない。こんな当たり前のことでさえ、現代社会では忘却されて理解されていない。

 私は気功もできない風水師というのものを信用していない。というのも、「気」を判断できない人間がどうして、「気」を判断する専門家の風水師となれるのだろうか。自分の感性で「気」を云々する人たちを山ほど見てきたが、感性での判断と鍛錬によって身についた感覚による判断は別物である。というのも、時として感性の判断とは自分の主観を垂れ流し、堕落した判断に陥りがちだからである。

Untitled  皆も堕落しきった教祖みたいなのが、開催しているスピリチュアルの講座にはウンザリでしょ。自分に都合の良いことしか言わない堕落した精神世界が参考程度にのぞく世界と伝統世界は全く異なる。正しい伝統と検証され続けた歴史を裏づけとして持つ正統なものを皆には伝えたい。

 だから子供の頃、真冬でも父上に寒風マッサージをやらされ公園に連れて行かれ、時として殴られ、身体で教え込まれた動功から厳しくはじめようと思う。動静一致、性命双修の部分は自分が、明澄透派に付加させていただく部分である。特に「動功」を「厳しさ」と共に。
 

 えっ、殴るのかって!?(;◔ิд◔ิ) !!!

 現代でそんなことできるか!ヽ(`△´)/

 うちのお父つっあんでも訴えられてしまうワ!ヽ(`△´)/

 子供を殴っているという理由で、近所の人に。( ・ノз・)

 現代では、このように教育スタイルは大きく変わったのでした。
 

 しかし、伝統を求めるのならば。変わらないこと、変わってはいけないことがある。五術は段階としての縦糸「緯」だけではなく、横糸の繋がり「経」にて編み込まれなければ一つの真のスタイルと成りえない。五術の達人は、それを理解している。

 そう言えば、鍾進添老師も相当、仙道に精通している。正しく、五術の達人なのだ。

 不肖、山道帰一。今まで書き溜めたテキストを明澄透派に寄贈すると共に、養生講座を開かせていただきます。張明澄先生の追悼講演として!

Epson002_2  Epson003 「静功」は、内丹の説明と実践を行います。

 明澄透派の『養生大法』の内容と比較しながら、許進忠の『築基参証』で補足し、楊青藜の『天機秘文』、『大成捷徑』などの伍柳派系列の古典テキストと併せて学ぶことで、『養生参禅』まで解説が終わる。

 ああ、忙しい!ブログ書いている場合じゃなかったよ。
 モ~ウ~、追い込まれていますよ。( ゜ 3゜)

<関係ページ>

  • 仙道?山道?
  • 『養生大観』序文
  • 道家養生学
  • 追伸

     亡くなった友人からもらったCDが偶然今日見つかった。

     なんだか、この講座を「がんばれ!」と応援されている気がした。

     がんばるぞ~!

    追伸2

    1   お部屋にこもって、執筆に専念していたらピンポンとチャイムが鳴り郵便物が届いた。開けてみると。鍾進添老師から、最新の論文が届いていた。しかも、「仙術入門-煉丹・氣功」というタイトルだ。ありがたいです。

     ちょうど今、煉丹の概説などを書いていました。23

     鍾進添老師は、中國五術教育協會の名誉顧問なんです。正しく、「山」「医」を含んでこそ、五術なんです。

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