風水西遊記1

 8日から台湾に行っておりましたが、一昨日帰国いたしました。今回も、色々と学び多き日々でした。

 鍾進添老師に感謝!師母に感謝!兄弟子たちに感謝!

Img_4027  たくさんの出会いがあり、鍾進添老師のもとで五術を学ぶ者たちが交流する場に何度もご参加させていただき感謝!

 台湾の義理の弟、マサの淹れるお茶で皆でくつろぐ。

Img_3759  今回は、「台中県陽宅教育協会」の授賞式にも参加いたしました。

 鍾進添老師が表彰されるため、兄弟弟子一同と共にこぞって先生の晴れ舞台を見に行ってまいりました。

Img_3788  熱いスピーチをする鍾進添老師のスピーチを聞き入っていると・・・突然、話の話題がぼくのほうに近づいてきて、更に・・・

 鍾進添老師:「山道、こっちに来てスピーチしなさい。」

Img_3813  あれ~、恐縮です。しかし、先生に恥をかかせる訳にも行かないので、すばやく立ち上がりぶっつけ本番で当たり障りの無いスピーチをしてまいりました。
 

山道:「このような場にお招き頂きまして、ありがとうございます。日本の風水の実情は惨憺たるもので、部屋の整理整頓が風水だと巷では信じられています。・・・日本人は知りもしない風水を偉そうに語る前に謙虚に頭を垂れて台湾のように伝統風水が息づく学び舎に来るべきだ。ちなみに、私はそうしています。(笑)」

 などなど、シリアスなものから笑いまでをきっちりとらせていただきました。

P4P5 鍾進添老師曰く、「これで顔と名前を覚えてもらえたよ」などと、弟子のために気遣って自分のスピーチの時間を分けてくださり、なんて優しい先生なのでしょうか。

  参加者の名簿の中には台湾で活躍する著名な風水師の名前が何人も載っているではありませんか。
 

 
 一般的に五術の世界は日本も台湾も弟子を踏み台のように踏みにじる人たちが多い中、鍾進添老師はいつも弟子のことを深く思いやる心に溢れた人格者です。

 スピーチでは、台湾のような伝統風水文化を保っている場所で学ぶことは大事と述べましたが、当然そこには、研究と研鑽に明け暮れた鍾進添老師のような本物の五術研究家としての学習派の人たちだけではなく、江湖派と呼ばれる大半が魔界の生き物のようなゼニの亡者のような人たちがひしめいている現状は日本と変わらないのではないでしょうか。

 またまた、今回も鍾進添老師の学の奥の深さを垣間見て、度肝を抜かれてしまいました。残念なことは、鍾進添老師の底が見えないことですが、弟子としてはそれがまた嬉しいことでもあります。

Img_3811_2  張明澄先生の老師である張程澇老師のお孫さんも、父親の張飛剣さんの算命館の後を継ぐために、鍾進添老師の元に修行に来ています。齢は私と変わらず、この陽宅会議では二人で色々と語らせていただきました。

 父親の持つ顧客のために、父親が引退したら後を継ぎ、顧客の相談から面倒を見ようと志し、家伝と家族の受け持ってきた責任としての顧客を守るために研鑽を積む若い五術の士がとても立派に見えました。

 『風水西遊記2』に続く

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