既にあの地震から5日間が過ぎた。様々な疑心暗鬼が行き交い、東京は3日以内に震度7の大地震がくると、噂で満たされ、中には専門家まで、その様な被害の大きい余震のくる可能性を予想を70%以上としていたが、先の断易で示したように、今のところ5日を過ぎたが結局何もこなかった。
また、都知事という責任ある立場の人間が何でこんなことを言うのか!
こいつは気が狂ってると思った。何が「天罰」だ!お前が天罰にあたれ!
津波によって生き別れになった家族の行方を必死で探している人々が聞いたら、どう思う?
人の気持ちも思い憚ることもできないような人間が都知事なのだから、この東京も真剣に危ないと考えるようになった。
さて、今差し迫った問題は「正しい情報が隠蔽」されていることと、常に事後報告され、我々の命が軽んじられ、関東・東北市民の命が「原発」によって危険に曝されていることである。
そもそも、この福島原発についてだいぶ情報もわかってきたので、ここまでダイジェストしたい。東京電力という悪を告発せねばなるまい!
まず、日本共産党の福島県議団は、2007年7月24日に福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れをしていたことが記録として残されている。
また、パートⅢでも書いたが、地震が来る3月1日の時点で福島第1原発で新たに33機器点検漏れの記事があがっている。
そして、1,3号機が水素爆発し、4号機が火事になるという惨憺たる有様。だが、ひたすら冷却という対処を持って望むしかない状況。早い段階で原発に見切りをつけ、ホウ酸水投入していればここまで広がらなかった惨事なのだが。もはやこれだけの整備不良を抱えて稼動させていた原発の事故を津波のせいにするのは如何なものでしょうか。
更に、視察に行って一刻を争う対処が求められる現場で、足を引っ張っておいて、何でも東京電力のせいにする今の政府は、どうでしょうか?
今回一番恐ろしいと思うのが、気象庁である。地震や津波の予測をする気象庁が津波警報を出さずに、この惨事を招いたことは先に説明したとおりだが、今では罪滅ぼしか、どうでもいい警報ばかりケータイに流して、スパムしているスパマーと成り果てたことは有名だが、旧役人体質である責任転嫁と、政治家の武器である「記憶にございません」のマネをし始めたのは、この機関の特質すべき卑劣さだろう。
驚くべき記事である!
まさか、こんな変化球を投げるとは!誰もが予想さえできなかっただけに「これじゃあ、打てない!」と、読者は嘆いてはいけない。
左のイラストは、米国海洋大気圏局 (NOAA) が観測データを下に起こしたイラストである。NOAAは、1995年から海底津波計 ( DART) システムの開発を開始し、太平洋に6複数のステーションを設置している。
最早、言い逃れができないのは周知の事実である。「天網恢恢疎にして漏らさず」、いつかはこの悪党どもが公的に裁かれるのを信じています。
さて、いま目の前に差し迫った問題は、福島第一原発である。1号機と3号機の状況がそれほど深刻ではないとのことだが、問題は2号機である。
それは本日になって、避難指示半径20km以上の30km圏内の人にも屋内退避要請が出ていることからわかる。パートⅢで50kmの避難距離を発表しておいてよかった。
水も足りずに、放射線が飛び散って関東圏の水道水も怪しくなり始め、石油の深刻な不足で関東・東北圏の在住の国民は、こうなっては最早ジリ貧である。政府と東京電力は、最悪の事態を考慮した発表をすべきである。そして、パニックを未然に防ぐため、交通整理を通じて「真実」の退避距離を発表する義務がある。
毎日、日替わり弁当のように退避距離が変わっても、国民は疑心暗鬼に陥るだけである。
現に信用できない政府と、うそつきの東京電力など信用せずに、放射線量を測定するガイガ・カウンター(Geiger Counter)は、日本国内どこも売り切れで、多くの人がアメリカにまで注文を出し、アメリカからの直輸入でも二週間待ちだ。
国民の多くが政府に信用が置けず、そして渦中の東京電力の口癖は、爆発した後に自分たちも爆発するとは思っていなかったというアメージングな新鮮さを事後報告し、マスコミは待ってましたとばかり爆発シーンを配信する。マスコミの期待を裏切らない仕事ぶりである。
国民が誰もが政府の正式な発表など信じられなくなってきている。また、マスコミもこぞって科学的知識が無い庶民を相手に好きに書き立てる。例えば、東京で20倍の観測 さいたまは40倍 、通常100倍の北茨城市 こんな記事読めば誰でも恐怖に陥る。
ちなみに、このガイガ・カウンター(GM-10)を用いて、3月15日12時頃、東京日野市で計測された放射線量のデータがネットにあった。しかし、ここで注意してほしいこれは極端に一時的な時間のデータに過ぎない。
しかもマックス値が一時期CPM=80程度で、0.8マイクロシーベルト/hrで、人体にまったく問題は無いレベルです。
これは先の記事にあった検出された通常の20倍以上とされる0.809マイクロシーベルトの放射線量が検出とほぼ同じですので、この機材の精密さがわかるとともに、観測されたの永続的ではなく一瞬です。しかも何を基準にして20倍なのか不明。下の記事に出てくる単位ももっとも危険な原発の周辺エリアのものです。
福島第1原発で一時400ミリシーベルト、30キロ以内は屋内退避
◆「ミリ」と「マイクロ」の違い
1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)
基準値は、上のイラストで見てわかるとおりです。
しかし、世間ではえらい騒がれようです。まるで東京が終わったかのようなマスゴミの書きぷっり。終わって欲しいのは
さて、パートⅢの断易で、今回の地震によって、壊れた原発により東京在住の人々は放射線の漏れによって被曝するか?と、占的を立てましたが、字義通り「被曝」なので、いまだ東京で被爆者は出ていません。そもそも、0.809マイクロシーベルトのレベルの放射線では絶対に被曝しません。
しかし、これは地震後に立て最悪なケースばかり想定していましたので、「健康」に影響があったり、あとで「後遺症」としてひっそり出てきて問題になるような可能性を考慮せずに、最悪のケースに占的を絞ったわけであり、「被曝」は回避されると判断しましたが、健康や後遺症についても、このような状況下では心配で怖くなります。
ちなみに、「被曝」状態の定義は以下のようになっております。
人間は地球上のどこに住んでいても常に放射線を浴びています。世界で平均すると、人体は年間およそ2.4ミリシーベルト(2.4mSv:1シーベルトの1000分の1×2.4)の自然放射線に常にさらされています。放射線を短期間に全身被ばくした場合の致死線量は、5%致死線量(被ばくした人の20人に1人が死に至る線量)が2シーベルト(2000ミリシーベルト)、50%致死線量が4シーベルト、100%致死線量が7シーベルトと言われ、200ミリシーベルト以下の被ばくでは、急性の臨床的症状(急性放射線症)は認められないとされています。
ここで言う「短期」とは約1時間ほどと考えてください。普通に生活していて1年間に吸収する放射線量の1000倍の量を1時間で吸収すると、20人に1人が亡くなる程度の危険性ということです。1シーベルトだと吐き気を感じる、2~5シーベルトで頭髪が抜ける、3シーベルトを超えると30日以内に50%の人が亡くなる、とも言われます。
そして、ちゃんと被曝から身を守る方法も頭に入れておきたい。
さて、ここまで被害の範囲が広がると、 自分の住んでいる東京都から被爆者が出て無くても、健康や後遺症の心配も懸念したい。
そこで、更に占的を絞る必要があるので、次のように卦を立ててみた。
断易
福島原発の事故により、東京在住の人々は放射線の漏れによって被曝しなかったとしても、健康が損なわれたり、後遺症を残すような被害が出たりするか?
2011年3月15日12時
世爻: 東京在住の人々
用神: 官(放射能)
宮卦: 坤土
日晨: 己巳 月建: 辛卯
子 酉金 // 世爻
才 亥水 //
兄 丑土 //
官 卯木 // 応爻
父 巳火 //
兄 未土 //
コインを振れば振るほど、2ヘッド(2毎が表)。動爻も一つもつかずなんとも不思議な気分。
大地の坤土の上に大地の坤土がのかった六十四卦坤為地です。
卦は全ての爻が沖をする六沖卦となり、上卦と下卦が争っている状況を表しています。つまり、事後報告しかしてこない東京電力とに東京都民は怒っているのは既に述べてきたとおりである。
つまり、東京都民&被災地の人々と、政府&東京電力の二つのグループに分かれて摩擦が起きている状況をよく表している。
また、応爻が「官」となり、また用神の病気としての放射線を意味する。世爻が「子孫」であり、東京都民を現している。原発の位置から東京都は南西であり、坤卦の方位をあらわしている。
日晨の巳火に剋される火剋金の世爻「子孫」、東京都民ということになり、月建卯と沖するため、長期的な危険性を孕んでいる。また、二爻の「父」が日晨の巳火にサポートされ、月建・卯木に生じられているため「父」の意味する困難が長続きすることを意味している。また、世爻を沖する月建の卯木、木は神経を表すので、精神的なトラウマは長引きそうである。
短期的には東京都民は、今日のような恐怖が続く共に、長期的には健康・後遺症という占的に対して弱い世爻であり、被曝までしなくても、健康を害したり後遺症を残す可能性が長期的に考えられることを示唆している。
原発の巳火の灰に剋されるが如し、辛卯年・辛卯月の災厄。卯木の東京都民ということになる。
かたや応爻「官」は、月建から長期的なサポートを受けているので、この放射能汚染は長らく残る汚染物質となることだろう。
もちろん、東京電力は潰されてしかるべき会社であると国民が判断がしたが故に、原発事故で嫌気されストップ安となって株価は毎日ノン・ストップ安更新中。
東京電力さ~ん、そろそろ株価みたいに、原発をストップさせて~。
ここで、鍾進添老師著の『霊禅易占』より坤為地の卦の解釈を見てみたい。
「坤は地であり、「柔順」を意味し、三爻全て陰であることにより、
“保守”・“後退”・“防守”を意味する。”坤卦の代表的な象徴は「平静」と「和順」。
倫理的には、「坤地」は「乾天」的原気を受けて成長する、
それは母親と父親がいて子が生まれてくるようなものであり、
坤の大地は必ず、乾の天からの原気が必要なのである。
守るということが表示され、妄動(妄りに動く)、急進すべきではない。
「北西に朋友を得る。北東の朋友の喪に服す。」ことを象徴している。」
正しく、東北の震災地の朋友の喪に服している国民の状態を坤為地の卦は象徴している。
そして、パニックに陥り、国民が間違った情報を妄信して、行動を起こすことを戒めている。
もちろん、今回の卦で得たように、福島第一原発から直線距離で240kmもある東京の中心地まで、風に乗った放射線を含む死の灰が、飛んでくることも今後あるのだろう。そして、健康を害したり、放射線だけに後遺症にもなるかもしれない。
そして、それはゆゆしき問題であり、せいや東京電力から事前に正しい情報が伝わってこない以上、入手できる人は、放射線量を測定するガイガ・カウンター(Geiger Counter)で日々放射線を計測したり、風向きを見たりしながら、原発から「後退」して距離をとることを前提にしてください。
前回、私は50km以上と書き、現在は政府が30kmと発表していますが、「被曝するかしないか」ではなく、「健康と後遺症」のことをデリケートに考えたら、福島原発から300kmは距離をとりたいです。東京は240kmしかありません。
何もなければそれが一番良いことであり、今回は放射線であり、万が一になっては手遅れなのです。
「何もなかったね」と笑顔で言い切れるためには、皆さんの判断基準で、避難しなければなりません。
今回は、特に公的機関の情報が役に立たず、自らの情報収集と、情報の選別が非常に大事です。国内の記事よりも、何の利権に縛られること無く書いてくれる外国記者や大使館関連の動きの記事にも注目したいですね。
もう少し情報を見て、危ないと判断したら、福島原発から300kmを理想として、安全圏に避難する用意だけはしておいてください。これは人の命がかかっている!
仕事を長期で休んで、西日本にしばらく旅でもいける人は、家族と旅に出てみてはいかがでしょうか。