台湾から帰国後に全国の製材所を集めて開催された「日本の未来」を見据えたぼくら新しい戦いが始まりました。
そのための強烈な布陣を敷きました。
シックハウス 、化学物質過敏症(Chemical Sensitivity=CS)と、現代にわきあがる奇病は後を絶ちません。
CSの方は成人だけで70万人。子どもは30万人いると言われています。誰でもなる可能性のある病気です。
10月1日付で厚生労働省と経済産業省の外郭団体・財団法人医療情報システム開発センター(東京都文京区)が改訂を予定しています。
国が公式にCSの存在を認めるのは初めてであり、健康保険で扱われる病名はこのリストに連動しており、改訂されれば、自己負担が原則だったCS治療に健保が適用されるため、推定約70万人とされる患者救済の大きな一歩となります。
しかしその一歩は未来に対してなんら改善策を提示していません。
CSの患者とは未来に対して警告を持った人たちであり、超能力者です。そして、この警告と共にこの様な病を根絶するために見直さなければならない問題に対して、我々はトコトン突っ込んで行きます。
そのための布陣は一年前から始まっており、CS治療に健保が適用されるのが決定したのは、まさに天の声と受け止めております。
建築素材の大幅な改良、また景観と家造り、町造りと「風水」を掲げた未来への前進は建築と一体になり、歩をドンドン前に進めていきます。
我々は過去に回帰する点に未来を見出しています。
まずは、安全な建材の確保です。いくら風水が良かろうとも化学物質まみれの家に住むことでこのような奇病にかかることを国家が認めたのですから。
我々、風水に携わる人間は、現代知識にも精通し、安全な陽宅である建築物を構築するようにしなければなりません。
建築を考慮しない風水は風水ではなく、環境、景観、そこに住まう人間の心理、そういった風水を考慮できない建築もまた建築ではないのです。
そのために、安全な建材の確保は今後未来のスタンダードとなり、安全な建材のための自然環境再生と林業の問題にも我々は踏み入っていかなくてはなりません。これがメインの仕事にもなります。
三世代先を見据えた正しい山水との接し方に風水思想が問われている。本来、風水は山川の形勢を読み解くものであり、裏を返せば、山川の秩序の成り立ちを示唆しているのです。だから、私は風水をこの日本の未来を見据える自然環境のあり方と建造環境のあり方の調和のために用いていこうと思います。それが、正しい風水と人とのあり方だから。
農薬を避けた場所で成長した木を防カビ剤を使うことなく、天然乾燥で仕上げて、プレカットではなく、手刻み。輸送も無添加ラップで巻いて発送する。
そんな安全で良質な素材を提供することにこだわり続け、伝統文化を守り続けた製材所が日本には幾つか点在します。
その製材所の代表である猛者たちを集めた会議が二日間に渡って行われました。
漢(オトコ)山道も、熱く吼えさせてもらいました。
製材所のOさんは言います。
O氏:「山道、難しい理論や小理屈は要らない。オレが欲しいのは?」
山道:「自分に出来ることは、この心を表現することだけです。この心を。」
O氏:「そうだよ!この心で俺達は繋がっているんだよ。一緒にがんばろう!」
製材所のKさんは言います。
K氏:「お前らみたいなチン問屋を尾竹が連れてきたときは、全然意味がわからなかったが、今まで訪ねて来た色々な学者たちを含めて、お前たちが一番面白かった。」
山道氏:「あのぅ、チン問屋じゃなくて風水師なんですけどぉ。(;◔ิд◔ิ) !!! 」
K氏:「一つだけわからないのは、何故、尾竹がまだ現役なのかという事。普通アレだけ現場を飛び回り、自らもCS患者となり、身体がボロボロになり休むことなく活動を続けている。CS患者のために苦心して活動し続けたりもした。どこから、そのバイタリティーは来ているのだろう?あいつは大丈夫なのだろうか?ただ友として心配してしまう。」
ぼくは答えを知っていたのかもしれない。 それは、あなたたちのような人士が、まだ戦場で戦っているからですよ。友を戦場に残して去れないから。見捨ててなんかいけないから。
ぼくは全国行脚の過程でそれらの製材所の取材を徹底的にし、自ら調査もしました。そして、足さない割らない引かない心意気を持つが故に、お金にもならない仕事をする製材所たち。それは割に合わないし、採算ベースにも合っていない。ただ彼ら彼女らには志があった。
伝統と山を守るという志が。かような人士たちに巡り合うことができた。尾竹一男先生のおかげで、どう未来のために取り組めばよいのか答えをもらった気がする。
実はあの全国行脚にはブログでは公開されなかった多くの情報も含んでいました。幾つかの伝統様式を守り、人体にとって安全な品質を考慮した製材を確保する製材所も回っていたのです。
まずは構造材と仕上げ材(床材含む)を完全に安全なCS対応の品質を維持するための素材を確保するための組織である「工房・伍」が結成されました。
一級、二級建築士さんたちの協力も必要になるでしょう。
どうか未来のために一緒に戦ってください!
移り変わる景色と時間の中で、一歩一歩、前へ進む。
最終的に綾部で実現しようとする本当のケミレス・タウンへ繋がるために。
まずは、木と土でできた家の意義と構造の作り方を伝統工法を駆使して造るゴッドハンド・尾竹一男先生からの指導を含めた本の出版が目下の課題だ。もちろん、オレもドンドン突っ込んで突っ走って行くぞ!
未来は誰かが作ってくれるものではない。待っていればやってくるだけの未来は要らない。
何かを変えるために、誰かを守るためにはじめる戦い。それは未来へ向かう前進!
未来を守るために!正しい未来のために発露する想いたち。
未来は想いの連鎖によってつくられ、いつだって彩られてい行く。
それは、強烈な想いによって捉えられる新しい未来に他ならない。
人間の生命とは、巨大な機構の中で踏み躙(にじ)られるためにあるのではない。生命は自らの自由意志によって振り絞って使うためにある。
その時こそ生命は我々をどこか遠くへと運ぶ原動力となり、それは翼のごときものとなる。
生を無駄に消費する悲しみの消費者になる前に、人々はもっと気づくべきだろう。
より快適とより便利の追求によって失われ、荒廃して行く人間精神の秩序(気)に。この狂った時代に地代をとられて嘆く前に。
人の運命とは「時間と共に変化する」。それは「想いと共に変化する」ことに他ならない。
「時間」 ≒ 「想い」。もしくは、「存在」と「時間」の架け橋は「想い」なのである。そして、「場所」は、「存在」と「時間」の架け橋の地平にある。
つまり、「場所」 ≒ 「想い」なのである。
この想いが未来の場所をつくってゆく。
だから、今はどんな場所にも、どんな所にも、ぼくらの居場所などなくても文句は言わない。そんなぼくらの場所は、未来にそっとあるものかもしれないし、これからつくられるのだから。
誰にも省みられことなく、唾を吐きかけられ蔑まされても我慢できる。かつて戦後の日本ではGHQ(進駐軍)が、紙と木でできた家を蔑み、よく燃えると火をつけ燃やしていた。
この戦い、これから起こること。全てを未来に捧げると我々は誓ったのだから。後悔などない。自分を殺して、敵を殺す。戦いとは己の中にある葛藤に他ならない。
だから、誰かが名乗り出るのを待っていられない。待っているだけの未来なんて必要ない。そして、何よりも事態の変化はすごく速い足並をそろえてやってきている。状況は、名乗り出たものたちが、このチン問屋たちが(笑)、それを防ぐために足並みをそろえて前線に行くしかなくなってしまった。このヴィジョンのために!
我々が途中で倒れても、恐るべき労働者たちが現れて、倒れた先からこの恐るべき荒野を地平線へ向けて耕し始めるだろう。
ぼくたちが必要なもの。
それは、この心に宿る希望に満ちた光。それは未来を照らすための光、生命の発露。
それさえあればいい。だから、今すぐにでも戦える!
だって、俺たち今を生きているんだから!
この国が大好きだから。この国を愛しているから。
だから、ここで暮らしている。
全ては日本の未来のために!
世の中の間違った歪が、これらの病を生んでいるのならば、正しい方向に戻さなくてはならない。これが本当の治療なのだ。それは世直しに他ならない。
製材所のOさんは言います。
O氏:「山道、難しい理論や小理屈は要らない。オレが欲しいのは?」
山道:「(笑い)」
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