お絵かき
あと どれほど塗り替えればよいのだろう
人生とは まるで塗り替え作業のようだ
長く続く石壁にいろいろな色を辿る
ぼやけた色を思い出し 人は歩んでゆく
塗り替えられてからはじまることもある
ふと 見上げた空につけられた色が鮮明で
そんな 日差しを見つめてもいいと思う
あと どれほど根つめればよいのだろう
両手を差し伸べても 届かないのだろうか
運ばれない夜たちが 幾つも空を巡る
うつろで描けない世界を人はゆく
映りかえるために人は生きる
ふと 立ち止まった時につけられた方が懸命で
そんな 兆しを見つめてもいいと思う
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