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2009年6月25日 (木)
ミソ仙人

Img_9364  台湾の熱い空。温度は体温をゆうに超えている炎天の空の下で、ぼくらは何を見つめていたのかだろうか?

 それは陽炎のような幻をちらつかせて消えた切ない思い出。

 やはり、今回の台湾で特筆すべき記事を書かなくてはならないだろう。

 それは、人が環境に調和して生きること、自然回帰とは何かを深く考えさせられる出来事だった!

 強烈な問いかけでもある。

 乙骨&ダニエル:「ぼくらは何を見つめていたのだろう?」

 真夏の夢から覚めた後、ぼくらはどんな現実を背負っていけばよいのだろうか?

Img_6894Img_6897    台湾の夏のお茶と言えば、東方美人茶である。ウンカ(小綠葉蟬)と呼ばれるセミ科の虫が、台湾の新竹・苗栗県を中心に夏の間だけ、大量発生し、茶葉を齧る事によって、葉液が出て、茶葉の発酵が進むという稀有なお茶である。
Img_6887  その香りは、「蜜(蜂蜜)」と「果(熟れた果実)」の2種類の品評基準によって、形容され、二つの香りと味わいを持つものは、全体の収穫量の十パーセントに満たない。写真は、ウンカと戯れるダニエル(笑)。

Img_6849 今回の買い付けでは、15種類ほど試飲したが、感動的な味に巡り会えず、来月、品評会の時に出展されるものを根こそぎ試飲し、もっと良質なものをゲットするために、もう一度台湾に飛ぶことを決意していた。

 というのも、十分に収穫を終えた時機を見て、遅く行ったはずだが、品評会が7月4日に設定されているため、高級な茶葉は六月の頭に製茶を終えたばかりで、味があまりにも安定していないので、正しく品評するのが難しかった。もっと、感動のある味に出会うためには、もう少し遅く来れば良かったと思う。

Img003  そんな時に、このぼくの誰も共有してくれない孤独を察してくれたのか、徐家の新しい三代目の兄弟である徐明鋒氏と徐乾富氏は、素敵なご提案を。
 

 徐乾富氏:「紹介したい人がいます。私の製茶の師匠に会いに行きましょう。そこには、彼が作った東方美人茶があり、一万元(1斤)以上のものがあります。」

 そこで、我々はトンデモない人に出会ってしまうことになる。

Img_9446Img_9460   山間の難儀な道を車で駆け上がると、そこは開けた平地に、みすぼらしい平屋と東方美人の品種である「青心大冇」品種が植えられた茶園があった。
 

Img_9449Img_9447  そこで、我々は不可思議なものをたくさん発見してしまうのである。雨水を溜め込んだタンク、グツグツと火が煮えている鍋と釜。

 こんな所で生活している人がいる。きっと、それはお茶仙人に違いないと、ぼくと乙骨は、期待に胸が高鳴った。

 ダニエル:「一体どんなお茶が出てくるのだろうか?」

Img_9435  徐乾富氏から紹介されたお茶仙人は、パンツ一枚のいでたちで、我々の前に姿をさらした。

Img_9456_2  その時、ぼくらは外に干してあるパンツと合わせて、この仙人はきっと、パンツ2枚とシャツ1枚だけで生活しているに違いないと不謹慎なことを考えていた。

 早速、このお師さんが作ったお茶を拝ましてもらうことに。

 お茶仙人:「わしのお茶は販売品じゃねえずら。」
 
Img_9438
 と、豪語しながら、パッケージを開けてお茶を取り出して見せてくれた。

 徐乾富氏:「お師さんは、自分の飲む分しかお茶を作っていません。また、一年で作る量も5,6Kgと限られています。」

 ダニエル:「えっ、でもさっき1万元っ言ってたじゃん。綺麗なパッケージにも入っているし。」

Img_6904Img_6915   試飲もさせてもらえず、茶葉を眺めるだけでは埒が明かず、とりあえず茶畑を見せてもらうことに。いつの間にか、このお茶仙人に敬意を払う、ぼくと乙骨は、このお茶仙人から強い影響を受けていた。

 写真は、お茶仙人に敬意を払い、裸族となった乙骨&ダニエル。
 

Img_9458 雨が降れば雨水を貯めて、洗濯用に使い。夏になれば茶を摘み、一年分の自分のお茶を確保する。自分で育てた野菜と五穀に鍋が一個あるだけの生活。唯一の産業といえば、鶏を飼うこと。
 

 乙骨:「本物ですよ。この人、本物なんですよ。なんて、自然に優しい生き方を体現した人なんだろう。こういう意識を持った人が作るお茶は期待できますよね。」
 

Img_9449_2  その時、ダニエルは、もう一つの家屋を窓から覗いた時に、見てはいけないものを発見していたが、誰にも告げずに声を押し殺していた。

 だがその時!誰かが叫んだ!

 乙骨:「ちょっと待ってください。今、冷蔵庫と炊飯器あったよね?しかも最新型だよね?」

 井川さんとペルーちゃんの顔がギョッとする。

 その時、ダニエルは、思わず。

Img_6903  ダニエル:「あのパンツについているのはミソアルカ?ミソアルヨ。(笑)」

 乙骨:「ああ、アレ絶対ミソアルヨ。ミソで間違いないアルネ。(笑)」

 ダニエル:「乙骨、アレ恍惚アルカ?早く、洗うアルヨ。(笑)」

 乙骨:「もう一枚あるアルヨ。(笑)」

 いつの間にか、お茶仙人、もといミソ仙人に懐疑的になり始めてしまったダニエルと乙骨。

 ダニエルは勇気を出して聞いてみることに。

 ダニエル:「あのぅ、あそこの黒いケーブルは電気でしょうか?ここまで、電気が来ているのでしょうか?」

 ミソ仙人:「バカ言え!オマエラが何を期待しているか知らんが。電気がなかったら、楽しく暮らせねーだろぉうが!」

1  と、逆ギレされてしまった。

 そのやり取りを横で聞いていたペルーちゃんは噴出していた。井川さんは悲しそうな顔をしていた。 

56970538  乙骨:「ちょっと待って!この人違うアルカラ。絶対違うアルカラ。これを見て見るアルヨ。」

 その後、乙骨さんは、地面に捨てられた大量のタバコのフィルターを発見してしまう。それは、あまりにも大量の吸殻だった。猟奇的にも見える無残に土を汚している環境破壊を我々は黙って見つめていた。

 その後、井川さんは悲しげに聞いてきた。

 井川さん:「タバコのフィルターって土に還るやつもあるんでしょ?」

 ダニエル:「あのタバコの銘柄のフィルターは土に還るものではないですね。」

 その後、ミソ仙人物語は、ぼくと乙骨の間では伝説となる。

 自分が環境に負荷を与えながら楽しく暮らすのと、本当のエコ生活とは別物なのである。

 楽しく暮らすだけならば、ただの快楽主義者に過ぎない。

 「より快適・より便利」の追求で歪んでしまった今の文明生活から真に脱却するには、削るもの、我慢するもの、そういった覚悟を伴ってこそ、この病んだ文明社会を脱出し、自然に回帰する生活ができると古来の仙人たちは教えてくれている。

 それは、もちろんミソ仙人ではない(笑)。

<関係ページ>

乾弟・乙骨氏のブログ

台湾茶郷紀行其ノ弐 拜訪台灣茶郷之三

泡茶師ペルーの氏ブログ
台湾 東方美人



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コメント

ぎゃははー

ミソ仙人最高ー!


途中まで相当期待して読んじゃったよ。

おちが最高でした。


ヒルトン | [URL] | 2009/06/25 15:30:21

ヒルトンさ~ん

いや~、呼んで喜んでくれる人がいると、職人冥利尽きます(笑)。

ぼくも、相当期待してお茶仙人に会いに行ったのですが、お茶もあまり品質が良いものではなく、古製法なのに加え、夜には鶏を炒めたりする鍋でお茶を乾燥させ火を入れるために、「雑身」があると徐さんに言われていました。

「雑味って、鶏の味?それとも、ミソ味?」

と悩んでしまいました(笑)。

あっ、ヒルトンさん講演会どうでしたか?

きっと、意識の触発のあるすばらしいものができたと信じています。


ダニエル | [URL] | 2009/06/25 15:41:01

まだです。7月11日なので今磨き中・・


ヒルトン | [URL] | 2009/06/25 15:51:12

ヒルトンさ~ん

楽しみにしています。

私は、7月10日に鹿児島にいます。

次の福岡講演で日本行脚にもひとくくりできそうです。

日本全国行脚、主要都市四箇所での講演会を通じて、皆さんには十分に試されて、山道帰一を見極めてもらいたいと想い奔走しました。

その結果、皆さんから信頼していただけるようになったのは、本当に嬉しいことです。

もっと、もっと精進いたします!


ダニエル | [URL] | 2009/06/25 15:59:14

山道様の風水以上に中国茶の世界は広く、勉強しがいがありますね、もっと教えてください。
なんか後ろが~お好み焼き?の先生 
お茶の販売店は、広尾の茶通(茶坊主、笑)ですね


カレーおじさん | [URL] | 2009/06/25 16:15:12

カレーおじさん

仙人みたいに生活をしているから、仙人なわけではなく。

風水師みたいなこと言っているから、風水師とは限らないのと同じですね。

日本で普及しているお茶も、風水も間違っているというのは、あいも変わらず私の見解です。

ちなみに、今、お茶の本の企画を進めています。

山道帰一が、茶師として世に送るお茶の本です。

追伸
カレーおじさんが好きな本物の仙人ネタあるアルヨ。

明日か、明後日に発表するアルネ。房中術関連あるアルヨ。

あっ、でもかなり貴重なネタだから、やっぱ発表するのやめようかな~。(。◕ฺˇε ˇ◕ฺ。)

どうせ、カレーおじさんに教えると岐阜の駅のそばの店に消えちゃいそうなんだもん。


ダニエル | [URL] | 2009/06/25 16:30:23

「乙骨、アレ恍惚アルカ?」ここ異常にウケました、
どうしてこんなにも気のきいたセリフが出ますかねぇ、

ミソ仙人さんは先頭を切ってさっそうと
歩いておられ、ムシ暑さとともに、
うしろのご一同様のテンションが
下がってるようにも見え、
なお可笑しいです。臨場感あふれる映像ですね(笑)

山の写真でブログ見学中でしたが、しばしここで
楽しませていただきました。



konbu | [URL] | 2009/06/27 1:15:37

こんぶさ~ん

初めの予定では、全裸になり、ミソ仙人の一枚しか予備のない干してあるパンツをはこうかとも考えたのですが、初対面でそれはやりすぎ観があったのでやめました。( ・ิω・ิ)

後に、帰骨、乙骨、恍惚の三兄弟が誕生する予定だったのですが、恍惚が本物の恍惚だと判明して、急遽、コンビ解散となりました。(・´з`・)


ダニエル | [URL] | 2009/06/27 2:05:28


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