前回紹介した個人的に地震の観測を続け、予想を打ち出してくれた「地震の卵」さんがホームページを閉鎖してしまいました。
そこに、こう書かれていた。
※ 当サイトのページ(URL)は自粛となりました。
多数の方が地震で亡くなられてしまい、お役に立ちませんでした。
もし大地震が来たら、海抜15m以下危険です、20分以内に高い所へ非難してください。
この方は、長年に渡る独自の予想で今回の地震に明らかな警告を示していた。しかし、事実はこの方の言うように、事前にその地域の人に警告し、避難を勧めたり、自分の納得の行く形で、その地域の人々を救う努力をできなかったと言う自分への戒めを感じる。この管理人は武士(もののふ)である。そして、正しい判断だと思った。
それに比べ、ネットの世界では、後載せで一生懸命地震を後から辻褄合わせをして解釈している輩が目立つ。パート1でも述べたが、被災地の状況を思えば、遺族の心を思えば、そのような後出しの解釈など、およそ人間の所業ではない。
また、それと前後だけはするが、チャネラーなどで事前に自分のブログで今回の地震と思われる記述を一ヶ月ほど前にしている人がいた。
でも、どうだろうか?
ネットで、一番多く検索され参照されているものなど、猫の写真とモバゲーくらいなものである。
そこに持ってきて、プレディアス星人とか、チャネリングなどの怪しいジャンルで、それを見てくれている特殊なコアの層にだけ信じてもらえれば良いとでも言わんばかりの態度は、真に「人を救おう」と努力したものの態度ではない。
自己満足で、いつも地震に気を使って、毎年の旧暦の開始時期2月にでも、地震の予想をすれば当たる年、外れる年と当然出てくるようなものである。そして、読者は騙されてはいけない。
パート1ではも書いたが、今回の東日本大震災の震源である三陸沖地震 は、実に99%いつ発生してもおかしくない地震とされていた。それは、地震の発生確率を考えれば 誰でも一目瞭然の数字として90~99%の地震学者などの専門家が発表している数字である。
どんなチャネラーでも、地震に興味があるのならば地震学者の予測くらい目を通すだろう。無意識は確立統計の高いほうによる。そして、無意識に焼きついた情報をさも、たいした星人の情報として喋るのを本人自身も心療内科に行くまでは知らないのだろう。
地震の地域まで当てていたと言うが日付は書かれていない。また、この人の25年前に書いた大予言でも、毎年地震について言及しているのならば、毎回宝くじを買う人がある日、当たったからといって不思議ではないし、地震が来ると言い続ける(宝くじを買い続ける)のならば、地震学者のほうが予測を当てていることになる。
この人の著書『宇宙からの大予言―迫り来る今世紀最大の恐怖にそなえよ』は、1986年刊行。さしずめ五島勉の影響でも受けて書いた終末予言の便乗作と見た。
「今世紀」が今では前世紀なので、日本で何もなかったことから、タイトルからして、もう「大予言」がはずれているのが良くわかる。そして、25年間も何らかしらの警告を発し続け、外している率のほうが多くても、続けていればいつかは確立統計的にも、地震学の予測的にも、当たるものではないでしょうか。
そして、一番肝心なことに、誰一人救っていないし、何の役にも立っていない役立たずという事実。それが騒ぐことで、被災地の遺族を苦しめているという事実を受け入れ自重すべき問題ではないだろうか。
そして、今回の地震について広域 ・ 日本全国 広域 ・ 最新30日間 の震央分布図 を見て欲しい。今回の地震で、地震が来なかった地域なんてあるの?日本のどの場所を言っても正解じゃない。しかも、三陸沖は学者にも99%予想されていたのはもう何度も述べてきている。
人に伝える努力をせずに、自分のブロクで発表しただけで人を救おうとしたなどと言えるのだろうか。そのため、今回同じく事前予測をしながら、自ら人を救うことができなかった状況を受け入れ、WEBサイトを自粛した地震の卵さんは、武士(もののふ)である。
もちろん、プレディASS星人ではない。(笑) そんなトリックに騙されて聖人ならぬ「星人の教えで」洗脳されたくない。読者も見極めるべきだ、誰一人救えなかった予言者など必要ないと。
伝える努力を何一つしてこなかった事前にわかっていたと言う自分を神と勘違いした神意識の持ち主達も、後載せのサクサクの最も無様で、非人間的な行いをする人たちも、総じて、今しなくてはならないことを考えてもらいたい。
それは日付も時間もわからない予想をすることではなく、危険意識を煽り続けることでもなく、もっと具体的なことである。
例えば、危険ならば何キロ退避すれば良いか?その後、震災ではなく日本の人口が9,000万人になると言うのならば、何故、そうなるのか?何に気をつけなければならないのか?
何も具体的なことも時期も書かれておらず、そんな抽象的な予言や予想なるものを書いてあるだけで鵜呑みにして信じるのならば、地震の発生確率 と場所を確立統計として出している地震学者たちのほうがすごい予言者であり、予想家ということになるだろう。
そういった後載せにしろ、25年前の出版物から毎回地震と騒ぐ輩にしろ、誰一人救えずに、嘔吐してしまう。
そのため、今回の私のブログ「東北地方太平洋沖地震」では、具体的な時期や退避距離、具体的に書くことを心がけているし、有用な情報で、いま自分にできるベストを尽くしているつもりである。
しかも何の責任感もなく、適当で曖昧なこととならないために、事前に予想しているテーマ、その易占のプロセスを全て適切に示している。
もちろん、猫とモバゲーのページしか見ないネット利用者に対して、勝手に見て自分を救えと言う傲慢な態度ではなく、被災地及び近辺に住み不安に怯えている自分の生徒達や平素からのブログ読者にこのブログを通じて、具体的な退避距離や、時期などを事前に易占で見て、安心と事前の危機を知らせようとわたしは努めている立場にあることをご理解いただきたい。
さて、そう言った「具体的」な情報分析と、今何をするべきかをテーマにした今回のテーマでは、有用な情報をお仲間と力を合わせて探している。そして、無用なパニックやヒステリーを起こすような害悪となる情報を切り捨てるように努めてきている。
ここには異星人の言葉は必要ない。人間の言葉で人間に対して訴えたい。人間の言葉として私達に今必要なのは、政府や東電が情報を隠蔽せずに全ての情報を公開することなのだから。
そして、祈るために手を合わせる暇があるのならば、できるだけ多くの人のために手を使い有用な情報を抽出して発表することにある。
そして、何度も言うが、今回の地震を通して、我々が目覚めなくてはならないのであって、異星人の言葉を信じて洗脳されるのが、今回の教訓では無い。
この地震、この痛み、この悲しみを国民で共に分かち、私達は前に進まなくはならないし、今テレビを通してでも目の前で困っている人たちがいるのだ。
原発の必要性を再度問い直したり、そして安全な地域に住まうことなど、将来の我々の課題は山積みであるが、今は福島原発に怯える東北・関東の人々がおかれている地域の放射線の量や、状況を常に数字で把握し、場合によっては退避できるように知っておかなければならない。
リアルタイムの汚染度を現す放射能数値の数字は人を裏切らない。政府と東電の情報より確かである。ちなみに、私はパート1で退避距離50㎞を発表している。
まずは、上図のように汚染の程度を示すドイツのリアルタイムWEBサイト放射線の飛散シミュレーションを紹介したい。*青文字クリック
そして、ガイガーカウンターリアルタイム数値(東京江東区から)はUSTREAMでリアルタイムで東京の放射能の量を見られる。*青文字クリック
ガイガーカウンター(Geiger Counter Radiation Detector)が、どこも売り切れで手に入らずに、アメリカ国内でも三週間待ちになっているだけに、この配信はありがたい。こういう行為こそ、我々が為すことなのでは無いだろうか。それは陰謀説を信じることでも、時期も発表されないどうとでも解釈される地震学者よりも精度の低い予言や宇宙人の言葉を信じることではない。
そんな自暴自棄な生き方をして欲しくない。
人間として生きている輝きのため、一人一人がいまできることをすべきだ。
宇宙人よりも正確な言葉、東海や南海地震はいつ来てもおかしくない脆弱な日本列島 と言うことであり、我々に必要なのは新しい地震に備えることや危ないエリアにお住まいの方は真剣に避難したり、移動したりすることを考え行動することである。
いま日本は明らかに、北アメリカプレートが動き、地震はその周りで集中している。これはプレートが対流するマントルに乗って互いに動いているプレートテクトニクスと呼ばれる地球科学の問題である。
今、北アメリカプレートが活発に動いているという事実を見つめれば、自ずとフィリピン海プレートよりの中国・四国地方のほうが関東や近畿よりも安全と言うことになる。
私は東京を中心として判断した場合、東京は「被曝」と認知される問題もなければ、東京が今回の「余震」から被害を受けないと易占により発表した。
しかし、万が一という言葉がございます。
9999/10000何も無いと判断していますが、1/10000で、何か悪いことに出遭ってしまったら、後悔先立たずなので、いつも9999/10000を選ぶのが正しい選択肢なのではないだろうか。
プレートテクトニクスの運動が活発化している今、怖いのは余震ではなく新しい地震である。そして、18~22日で何もなければ、東京は年内は問題ないと考えています。
しかし、パートVで示したように、
「被曝」まで行かなくても、「健康に害を及ぼしたり」、「遺伝子に異常をきたす後遺症」については、大いに考えられると東京を中心に発表した。
読者が万が一の「一(いち)」を引きたくないのならば、やることは明白である。
ちなみに私はいま四国におり、東京の深刻な節電に協力しています。
追伸
東京江東区から、放射線を測定し、USTREAMでリアルタイムで放送している人が、節電と東京を離れる可能性のために、配信を停止いたしました。
また、文部科学省が随時、日本全国の放射線の量を発表し始めました。毎日更新されているので、こちらを参考にしてくださいませ。
余談
オバマ米政権が16日、福島第1原発の半径50マイル(約80キロメートル)以内の米国民間人と軍人に対し避難を指示したことについて、科学的非科学的の論議が為されているが、私はアメリカ国内での原発推進派と折衷案としての苦悩が見え隠れするように思える。
半径80キロ避難指示の「科学的根拠」が疑問-米原子力推進団体
ここで、UCSの原子力の専門家デービッド・ロックボーム氏が勇気を出して述べていることを評価したい。
「米国で半径50マイル(80キロ)体制を敷いていないのをどう正当化するのか」とNRCを批判し、「われわれは長い間、緊急避難地域を拡大するよう提唱してきた」と語った。
ちなみに、福島第一事故 スリーマイル島と同レベル と認定された。
< 2011年3月18日 23:21 >
←この人、最近テレビでよく見かけるが、インタビュアーからの質問に答えられないだけでなく、いつも陰謀めいていて、後ろとか横の人とコソコソ話して、適当にお茶を濁すのはやめてほしい。そして、質問に答えられない度に、この人が深刻になるリアクションが視聴者をより深刻にさせている。
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