ニュース
  • 鍾進添老師監修
    『玄空大卦羅盤』
    受付開始!
サイト内検索

風水山道
最近の投稿
  • 【増刷】風水・擇日・奇門 万年暦
  • 2025年度講座案内
  • 【鍾福堂】 通書2025年版
  • 2024年度人相講座
  • 2024年度オンライン四柱推命講座
  • 2024年度オンライン擇日講座
  • 2024年度オンライン風水講座
  • 【鍾福堂】 通書2024年版
  • 2023年度オンライン風水応用講座
  • 2023年度人相講座
アーカイブ
  • 2025年6月
  • 2024年12月
  • 2024年10月
  • 2024年8月
  • 2024年4月
  • 2024年2月
  • 2024年1月
  • 2023年12月
  • 2023年10月
  • 2023年8月
カテゴリー
  • 風水MONO
  • 仙道世界
  • 張明澄先生
  • 風水論考
  • 風水のある旅
  • 羅盤を作るぞ
プロフィール
風水帰一
  • 地理風水法羅盤販売
  • 風水とは何かⅠ
  • 古代風水学とは何か
  • 四柱推命とは何か
  • 六大課とは何か
  • 現代・共産党中国医学の誤り
風水西遊記
  • 日本
    • 群馬県
    • 神奈川県
    • 静岡県
    • 京都府
    • 滋賀県
    • 福井県
    • 広島県
    • 鹿児島県
  • 台湾
    • 台北縣
    • 台中縣
    • 嘉義縣
    • 南投縣
  • 香港
リンク
    • 功房伍 Koubougo
    • 張明澄記念館
    • 羅盤博物館
    • 鑑定山道
    • 風水山道通信講座
    • 茶通
    ---- リンクバナー ----























    フォトアルバム
    フォトアルバムの最新フォト

    フォトアルバム

    • Photo_7
      山道帰一
    タイプリスト
    頭を過ぎる音楽

    • Mr.Children - Starting Over

      曲名:Starting Over
      アルバム:REFLECTION{Drip}通常盤
      アーティスト:Mr.Children
      肥大したモンスターの頭を 隠し持った散弾銃で仕留める 今度こそ躊躇などせずに その引き金を引きたい

    • Mr.Children - 忘れ得ぬ人

      曲名:忘れ得ぬ人
      アルバム:REFLECTION{Drip}初回盤
      アーティスト:Mr.Children
      何してたって頭のとごかで 忘れ得ぬ人がそっと微笑んでいて 憧れで 幸せで 僕を捕まえて立ち止まらせる

    • Mr.Children - 放たれる

      曲名:放たれる
      アルバム:足音 ~Be Strong
      アーティスト:Mr.Children
      カラタチの木の棘のように あらゆるものに尖り自分を守った でも今は恐れることは何もないと つよがりじゃなく思える

風水山道
風水山道
鑑定山道
風水MONO
通信講座
« 南京論壇 | メイン | 2017年度・玄空飛星講座締め切り間近 »
2017年8月11日 (金)
『密教姓名学』出版に寄せて

51f8yqbwybl_sx350_bo1204203200_

 この度、掛川師兄の『密教姓名学』が、上梓されましたので、書評を掲載させていただきます。

 出版に寄せて

 「名前」とは、物や人物に与えられた言葉で、対象の概念を明確にし、対象を呼んだり、識別する際に使われ、その目的は存在の認識にあるといえるでしょう。


 名前は、「名色」(みょうしき)と、仏教では定義されます。名(naaman)と色(ruupa)の「名」とは心的・精神的なものであり、「色」は物質的なものとされ、「名色」はそれらの集まりであり、複合体とされます。古代のウパニシャッド哲学では、現象世界の名称(naaman)と形態(ruupa)、つまり概念とそれに対応する存在の意味に用いられていました。

 仏教に伝わってからは、「名」と「色」でそれぞれ個人存在の精神的な面と物質的な面を表し、「名色」とはそのような心的・物的な諸要素より成る個体的存在のこととされ、本書は名前が持つ仏説からの因果関係を根底とし、「密教」と題されています。本書の内容における体系的には「奇門遁甲姓名学」となっており、これまでの「画数」主体の「姓名学」とは異なり、「音声」主体の「姓名学」です。

 名前の「名」は、「名前」の意味で古代より用いられ、「名」は人や物などを区別する呼び方であり、声に出して使うものという見方から、「音(ね)」と同じ語源と考える説もあるように、「名前」の吉凶を音で判断する方法論は根拠に乏しいものではないと思います。本来の日本語「ナマエ」の「ナ」は「ネ」(音)に由来する説からも、「音声姓名学」は、「名前」を音声として聞き、認識した人々が心理的にその音声をイメージと共に喚起し、心理的印象を伴い人物像を判断したり想起したりするうえで、その思考方式を心理的な印象ということに着目し辿るという意味で、とても興味深いものであると思いました。

 文中、例題として著名人の名前なども出てきますが、その中でも「シンタロー」の例が際立っており、読んでいて「音声」による姓名学の的確さと面白さを感じます。

 五十音順に配したインデックスの見やすい「五十音《音声別》名づけ辞典」による吉凶一覧に加え、「なづけ漢字辞典」も所収され、これから名づけをする人たちにとって参考となる一冊となり、よくまとまっています。また、これまでの画数による日本の画一な画数姓名学とは一線を画する音声姓名学の書として白眉の著でもあります。

 統計として根拠となるデータも示すことができない眉唾の「名前」の画数による吉凶の迷信に陥るのではなく、今後は心理学的にも研究されるべきである「音声」による「心理効果」という「名前」の未知の分野を奇門遁甲の術理をもって開拓していく本書が、名づけで悩む人々の愁眉を開く作品となることを願ってやみません。


2018年5月18日
山道帰一



にほんブログ村 哲学・思想ブログ 思想へにほんブログ村ランキング

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://bb.lekumo.jp/t/trackback/327284/34076665


コメント


コメントを投稿