裏切り者のユダは、キリストを売ったお金で、ブドウ畑を買って、そこで首を吊って自殺した。
ベトナム戦争で、歴戦の猛者を震え上がらせたのは、戦場での恐怖に耐えられなくなり、シャブ中になった味方からの援護射撃ならぬ後ろからの誤射だった。
山東省の済南にいます。出発前にケータイが壊れて、SIMカードを以前使っていたものに急遽入れ替えて、問題なく、北京に着きましたが、少しつづおかしくなり、山東省に着いた頃は、画面が真っ黒で何も見えませんぬ。今月、2台のケータイが壊れました。ふ~む、あの時、最新のケータイを買っておけば・・・。
やっと、ネットが繋がる場所に移動できました。10日に山東に移動しましたが、ホテルで待っていたこちらの有力者の方が突然、ホテルとケンカを始めて、ホテルが最高のホテルから最低のホテルになってしまったので、ネットも、国際電話もかけられず、遊撃隊からの一報をお仲間に入れられず苦しんでおりました。
周りにいる人のケータイを借りても、国際電話をかけられないケータイで、外の公衆電話も、国際電話をかけられないのです。ここは、想像を絶するド田舎です。遊撃隊は、一人でゲリラ戦を展開し始めたのでした。
11日にホテルのグレードアップを試み、国際電話がかけられるところに来ましたが、ケータイには何故かかけられません。ネットはかろうじて繋がります。
ここまで、人と連絡を取れずに苦しんだことも少ないです。
9日に、斬り込み隊の皆様と合流し、いつの間にやら、積もる話で夜十二時を超えて、ホテルに戻ったのは、10日の朝2時半ごろでした。
ホテルに戻ると、趙社長が、言いました。出発日の数時間前の朝2時半に。
趙社長:「今日、私は用事があって、山東省には行けないので、山道さん一人で、
行ってください。」
ただ聞いていて唖然とした。しかも、その理由が、お兄さんの13歳の子供を日本に連れて行くからだとのこと。
私は、一緒に山東に実験に行き、14日に一緒に日本に戻るという約束で来たので、話が違うと、猛烈な抗議をしましたが、取り合ってもらえませんでした。
朝の5時まで、この実験が、いかに大事かを説得し、北京での努力を無駄にしないように、仲間の努力を無駄にしないように説得しましたが、取り合ってもらえません。
そもそも、この人(写真右の男)に「仲間」という概念を理解できていない、認識のズレを決定的に感じました。
*この写真は、裏切り者との最後の晩餐。
このキチガイのような出来事に直面し、朝の5時まで、説得し、二人とも疲れて眠りましたが、6時出発のはずなのに、趙社長は、私達の部屋だけ、モーニングコールをセットしていませんでした。
6時に斬り込み隊の先発の飛行機で、日本に戻るお二方にご挨拶するのが、出来ずに、大変申し訳ありませんでした。
そのため、7時に起き、すぐに駅まで行き、趙社長も来るのかと思いきや、そのまま見送りされ、一人で、山東省に向かうことになりました。
このような思考は、北京での実験が芳しくなかったので、山東での実験結果いかんによっては、責任をこうむるので、怖くなった上での責任回避の卑怯な脱走でした。いかにも、現代の中国人らしい思考です。
我々の勇敢な部隊からも、ついに卑怯な脱走兵を出してしまったのでした。
この卑怯な裏切り行為に頭にきて、自分も、北京に戻ろうかと思いましたが、ここまで、繋いだ皆の努力を無駄には出来ない。まして、逃げ出すなど、ぼくには、死んでもできないことです。
一度見た夢は、挫けずに最後まで貫き通すことで、人は夢の殉教者となれるのです。夢は、決して人を裏切りません。人が夢を裏切るのです。一度見た夢は、最後まで見るから、楽しいのです。辛い現実を前に逃走しても、次の辛い現実が人を待ち構えているだけなのですから。だから、ぼくは辛い現実を目の当たりにしたとき、逃走せずに、闘争します。何もせずに、勝ち得る夢などありはしないのですから。
逃げ出した結果、そこにどんな夢が続いて行くというの?
辛い現実、辛い戦場から、怖くなって逃げても、逃げたという臆病者の資格が与えられるだけだ。しかし、戦いに敗れ傷ついても、最後まで戦い抜き「あきらめない」強い心を持ったものを誰が否定しましょうか。歴史を見れば明らかです。一瞬、一瞬の判断が未来の全てを左右する。つまり、ぼくの判断は、「あきらめない」ことで、自分の人生を支配することにあります。人は、皆良き、「己が人生の支配者、征服者になれ!」と、ぼくはいつも言うのです。
いつでも、自分の思考に忠実に戻ることが大事で、そうこう考えているうちに、いつもの自分になり、山東で、中国電子の有力者である崔さんに会う頃には、腹も決まってきました。もちろん、崔さんには、趙社長の逃走劇について、全て洗いざらいぶちまけておきました。
真実ですので。事実は真実と共にあるのが正しい姿なのです。
崔さんも、私と同じ状況で、10日の朝に突然電話があり、趙社長が来ないことを聞かされたらしいです。
ちなみに、崔さんは、趙社長のこのような人間性を以前から見抜いており、今回でお別れすることに決めたらしいです(後ほど。私もそうすることにしました。)。
さて、ドンデン返しと不安な状況の中での唯一の救いは、日本語を微妙に話す、肖さんが、急遽、趙社長に呼ばれて、山東に同行したことです。
山東は訛りが強く、私が話して聞き取れない部分を肖さんがフォローする形で仕事は進みました。一日で慣れましたが。
問題は、10日の11時に山東に着くと、中国電子本社の有力者である崔さんは「すぐに、実験を始める。」と、当初、聞いていた11日と12日に実車テストというのとは、まるで違う状況で、いきなり試験が始まった点です。しかも、テレビ局のスタッフ2名が録画する中で。マスコミが嫌いなぼくも、この時ばかりはどうしようもありませんでした。
プレゼンで、実験に携わるドライバーの教育の必要性を説きましたが、口論した結果与えられた時間は、たったの2時間でした。
黒板に説明を書き、注意事項には、色をつけ、再三にわたって説明する。実際、2時間では時間が足りない状況でしたが、山東交通省の局長である張さんも来ており、走行テストはアレヨコレヨという間に始まってしまった。
ちなみに、崔さんは、10日にテストするということで、趙社長とは、話がついていた模様です。
「何も聞かされていないし!趙社長は逃げた!」
この二つに怒りがこみ上げる中、自分に、仲間が繋いだ努力を無駄にしてはいけない。この想いだけが、炎天下で軽く日射病になったぼくをより暑く燃え上がらせました。
「ベストを尽くすのみ。」と自分に言い聞かせました。
この非イオン化を促す特殊チップに係われば関わるほど見えてきた事実は、「これを信じることが、結果を出すことである。信じたものがそのまま結果になる。」という、純粋な思念で作られた想念世界です。
言うならば、この非イオン化を促す特殊チップが全世界にあまねく普及し、効果を出すということは、人々の意識がより、純化されたステージに到達しているということになります。
つまり、科学的な要素である非イオン化により、完全燃焼度を高め、クローン力により空気の分子配列を矯正する。これは、明らかに人の思念と想念によって、一つのエネルギー磁場であるフィールドが作られることにより、発生すると考えられる。これが、この非イオン化を促す特殊チップの正体だと確信しました。
まさに、未来の世界からのプレゼント。そして、この非イオン化を促す特殊チップが普及できるということは、それだけ人々の心や想いが素直になり、浄化されていなければならないのだと感じています。
この非イオン化を促す特殊チップで溢れた世界こそ、進化した意識構造を持つ人間達の未来の世界なのですから。
そのため、非イオン化を促す特殊チップを信じていないため、最後の実験を恐れた趙社長が来なくてよかったとも思いました。
戦場での狂った味方からの誤射は、危険だからです。それは、結果に影響するでしょう。
山東省で、10日に行われた非イオン化を促す特殊チップを搭載した四台の実車走行100kmテストです。
<結果>
燃費率の向上2台(8%, 4%)
燃費率の低下1台(11%)
燃費率に変化なし1台
ただ、燃費率の低下した一台が、著しく低下していたため、総合的な評価は、最悪でした。
自分としては、良い結果だと信じています。
このテストの結果、次の日の排気テストは中止されました。
山東交通局長が、「20%~40%くらい燃費が向上するというのは、嘘じゃないか!」と、激怒したためです。
もちろん、これは、趙社長の触れ込みと勝手なCMでしたが・・・。
テストは、失敗扱いされ、その日来た撮影のテレビ局のスタッフたちは、実験の終了内容を聞くと、一目散に退散していました。
夜セットされた食事も、愚痴ばかり聞かされ、「ホラ吹き」扱いされました。言い返す機会をずっと待ちました。
<山道の意義有(いぎあり)>
① 非イオン化を促す特殊チップ装着前と装着後の走行時間に30分の開き。
つまり、渋滞時間で、高速に出るまでの8kmでガソリンをロスした。
② 実験結果変化なしの三菱車両は、タイヤの空気が抜けたので、途中、
ガソリンスタンドで空気を入れていた。
(たいした時間ロスではないが、中止するべきだった)
③ 明らかに、結果が悪くなった1台のマツダ車両に関しては、
エアクリーナーとバッテリーが近く、非イオン化を促す特殊チップが、
競合してパフォーマンスが発揮できなかった可能性がある。
④ 大型車両は、5,000km走行して、テストに入る。
エンジンの汚れである炭素化合物を取り除いて正確に計測するため。
一般車両でも、多少走行してから実験に入るべきだった。
⑤ 計測した3台中2台の燃費が向上した。一台は、燃費率が平行だが、
正確な測定とはいえない要素がある。
つまり、3台中2台が上がったという事実を見てもらいたい。
大失敗とされ、ホラ吹きとか文句を言われながら、ホテルに戻った10日の夜でしたが、11日は、嬉しいニュースが舞い込んで来ました。
山東交通局の局長である張さんが、ガソリンを全部抜いて、5kmでどのくらいの燃費が出るか、個人的に実験したところ、高い数字が出て、驚いたとの報告。
そして、山東省交通局局長の張さんからは、「もう一度、実験したい」との申し入れが。
また、別の実験に携わった一人からは、そのまま、非イオン化を促す特殊チップを着けて家に帰った実験車の持ち主ですが、「軽くなった。明らかに以前と違う!」との感動の声と共に、次の日に何度も崔さんに、驚くべき報告がされてきました。
そして、これらの声が集まり、山道の「意義有(いぎあり)の五項目」が全面的に見直されました。
つまり、皆、この非イオン化を促す特殊チップを信じるようになったんです!
そして、この実験で使った四台に、非イオン化を促す特殊チップをそのまま装着して、普通にこれらの車に乗って、生活してもらい、一ヵ月後に再計測することになりました。
これは・・・。大失敗が、大成功に変わった奇跡の瞬間でした。
この結果が失敗ではない「これだけ不確定な要素を山積みにしてれば、この結果で充分、成功だ!三台中二台も上がったぞ!」と言い続けた遊撃隊員の「最後まであきらめない。あきらめた時が負けだ。」という信念を貫いた甲斐がありました。
つまり、どんな状況でも「自分を信じる」ことです。
このまま、引き続きモニタリングされますが、既にこの結果と共に、取引したいともオファーが来ました。崔さんも、昨日の実験結果と打って変わった手のひらを返したような態度になりました。そして、具体的な商談へと、進みましたが、裏切り者のユダ(趙社長)は、蚊帳の外の存在になってしまいました。これは、裏切りの代償とも言うべきものでしょう。
この度、遊撃隊による山東省での実験終了!大成功です!
皆で繋いだここまでの距離と努力を無駄にはしませんよ。
お仲間に感謝!仲間がいたから、ここまでがんばれた。
何一つ後悔を残していない。人は、「あと、ちょっとだった。」などと言うが、倒れるまで努力して、残す後悔などあるはずがない。後悔とは、出し切れなかった自分、足りなかった努力、間違った方向に進んでしまったことを言うのだから。
今、「大失敗とされたものが、大成功となる。」、不思議な魔法世界の中をこの非イオン化を促す特殊チップ(未来の想念)と共に漂っています。
この非イオン化を促す特殊チップの最大の目的は、環境保護です。一酸化炭素を、ほぼ完全に分解できる特殊な製品なのです。そして、これは中国を変える手始めのプロローグなのだ。
さすがに昨日(11日)は、10日に行われた炎天下での実車走行テストでの無理がたたったのと、異常な過密スケージュールが重なり、疲労のピークに達した。
まさに遊撃隊として、一人で孤立した、孤軍奮闘状態で、大立ち回りを演じたせいで、夜にホテルに戻ると高熱が出て、ブッ倒れました。
このブッ倒れるまで、自分を出し切るというのは爽快です。
ちなみに、肖さん(写真の裏切り者の左に写るお嬢さん)が、看病してくれました。薬とか体温計とか、色々買って来てくださったのですが、薬は飲まない人なので、ゴメンナサイ。熱は、かなり出ていましたが、一応、体調コントロールのプロなので。すぐ持ち直しました。今は、問題ありません。遊撃隊員は、医療隊員でもあるのでした。
山東省済南は、餃子がうまいぞ!
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