『儚さ』
まだまだ 進める
はずなのに 脚が前に進まない
地面に固まった氷の脚を 折りながら
続いてゆくであろう行進
でもきっと 誰かが見つけてくれる
そこから動き出したものが語るのだろうから
寒くて 温度も失くして凍った痕
望めば望むほど 沸いて来る
はずなのに 脚が前に進まない
地面に固まった氷の脚を 溶かしながら
続いてくるであろう後進
でもきっと 誰かが見つけてくれる
そこから動き出した時間が形作るのだから
儚くて 肉体を失くしても固まった験(しるし)
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