2010年8月30日 (月)
オレが仇をとってやる2
全国行脚を何度もして、目のあたりにしてきたのは、深刻な環境破壊と、その結果としてもたらされる自然界から偏りのバランスを戻そうとする力のうねりがもたらす人間にとっての脅威だった。
伝統風水では山間部の「龍脈(山脈)」は、地表から2mも掘れば干渉すると定義される。また、龍脈とは人体で喩えるのならば血管の如きものであり、山を削るということは「赤龍(せきりゅう)」と呼ばれ、龍(山)が血を流している状態とされ、山はやがて致命傷を負い死に到る「死龍(死んだ山)」となる。
以下、拙著『完全定本【実践】地理風水大全』より引用。
赤龍(せきりゅう)
山が開墾整理されたり、山道を通されたり、土砂崩れや地震で山の一部が崩れている状態の山を赤龍と呼ぶ。定義として、龍が傷を負って流血している状態であり、赤龍が来て、形成される明堂は非常に凶となる。そういった場所にお墓を立てると後代が途絶えるとされる。土が剥き出しになっている。
今回、依頼された鑑定現場で、確かにはっきりとしたことが、山裾の部分であり、そこに到る過程の龍脈が既に「赤龍」となり、凶悪な状態なのに加え、下った部分は「斬龍(ざんりゅう)」となり、幾重にも龍脈(山脈)が損傷している事実であった。
山脈を斬る山の秩序の破壊である「斬龍」の中で最も忌むのが、「入首(にゅうしゅ)」と呼ばれる龍(山)の頭に続く、首にあたる部分の脈を斬ることである。わかりやすい左の写真のような小さな龍(山)で喩えると亀の頭のようなもっことした小さな頭(右)に大きな甲羅(左)のような峰があり、その頭に続く峽(きょう)の部分が気が密集して集まることよりその性質を「束気(そっき)」と呼び、龍の首であることから「入首」と呼ばれるのである。
首と言うとどういった部分が首か読者はわかり難いことだと思われるので、左の地図に典型的な首を落とすトンネルの「斬龍」となっている。左の地図が龍脈の「入首」にトンネルが通されている写真。山(龍)は当然大小があり、その規模による違いもありますが、このような状態を「入首」を斬っている状態と言います。
龍(山)は「貴賎」をあらわすとされ、今回の舞台となるこの龍の頭となるエリアが、現状の風水が危険視する「斬龍」エリアになる前2004年までは、この地区に住む(ツナミ宅の横隣)、県議員のY氏を排出し、風水では吉地であったといえる。
熊本県上益城郡御船町エリアに2007年12月19日に開通いや貫通し国道443号線は「斬龍」となる。
異変はここから始まった。
その後もこの第9地区とも呼ぶべき危険エリアの中では、今年も新たな「御船シンボル道路」が2010年3月31日に貫通。新しすぎてGoogle地図にすら載っていない。
この道路の開通と共に多くの人が、引越しを始めたという。地震の前にいなくなるネズミと同じく、人間は実は敏感なのである。また、住人もどこかぎすぎすし、暮らしに何らかの目に見えない負荷をツナミは感じるようになったという。
ツナミ:「次女のカスミ(10)は、今年の7月28日に半月板損傷手術をしました。実は、娘の担任であるM女史(40)も同じ日の今年7月28日に半月板損傷手術を受けています。先生が半年近くずっと足が痛いというものだから、"もしかして"と思ったんです。娘の担当医に見てもらってはと提案しました。
担任は授業をする時に斬龍の道路と向かい合う外側が損傷し、娘はその逆の内側が損傷していました。山道先生何かあるのではないでしょうか?」
また、この斬龍に寄り添った同じ小学校の教頭先生も腰痛が年々ひどく深刻な事態になっているという。更に、同校における別の教員も、股関節が炎症を起こし、医師の診断を受けたところ、人工股関節に取り替える必要があるため、大手術になるという。
また、この地区が排出したもと県議員のY氏運営するテーマパークもこの地区にあり、そこの従業員のM氏が園長に就任すると、息子が脳腫瘍になったという。
ツナミの息子の通う近隣の中学校のある教師は、飲酒運転で民家に突っ込み、懲戒免職になったのは最近の出来事である。
次々に降りかかる自然からの災害に対して、一つだけ共通している点だけを見つめてください。
全てがこの第9地区とでも呼ぶエリアで起きているという事実を。
そして、この「斬龍」開通から始まった次々に降りかかる悲劇たち。
何かが狂ってきている!
「斬龍」に隣接していた住宅のO氏は、自宅のトイレで先月の7月25日に急死しており、死因は糖尿病によるものと判断されましたが、それだけでは割り切れない縁起観を一連の調査から感じる。
風水を100点満点で喩えるならば、正確には200点満点で考えなければならない。そう、プラス100点があるのならば自然の摂理として、マイナス100点もあるのだ。
そして、負の自然の摂理は人間の手によって生み出されている。
もちろん風水を語るだけの現代版・山師とでも呼ぶべき輩も圧倒的に多い昨今である。日本の本屋に並んでいる実に9割以上が風水を語るだけのイカサマ風水なのが実情。風水師を名乗るものたちの言こそが怪しいのがこの現代。
*写真は香港大富豪の愛人のイカサマ風水師陳振聰(英名トニー・チャン、Tony Chan)氏
だから、一人一人に考えてもらいたい。
風水の縁起観と、現在私たちを取り囲む暮らしの中で起きている出来事。不自然な山を貫通させた道路に、山に建てられ続ける電波塔、そして必要性のないダムたち。
風水云々を信じなくて良い。ただ、知って欲しい。これが本当の環境破壊なのではないだろうか?
風水師やかつての山師は人間が自然との調和ではなく破壊という手段をとったときに、どのような「因」が生まれ、「果」となるのかを見つめ続けてきた。そして、警告を発するのが仕事だった。それは、正しく口承によって語り部たちが語り継いできたものとも一致するのだ。
そして、自然に手を変え品を変えては、破壊し続けた結果のもたらしたものとは?
今一度、古代人のもっていた縁起観と共に、風水と環境について多くの人に考えてもらいたい。
私たちは大事なものを失おうとしている。
いや、二人の少年の悲しみが教えてくれる。
私たちは既に大事な何かを失い始めている!
7月25日に亡くなったO氏はもう帰ってこないのだから・・・。
「何を見て、何を感じて、何を思う?」
<関連ページ>
オレが仇をとってやる1
オレが仇をとってやる2
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コメント
風水恐るべしです。
幸運の龍を探す旅を一族決意した
ツナミ一家です(*^_^*)
かたきをうってくれてありがとう
たく
ツナミ |
[URL] | 2010/08/30 19:25:07
こんばんわ、TOMです。
東京では、凄いサプライズに、びっくり
しました。
風水の友達の絆に触れる機会もできて、
本当に、素晴らしい人間関係が、出来て
いると思いました。
これからは、龍が豊かで住みやすい場所
を、探し、健康に暮らせる家を又、作りたい
と思います。
本当の、風水に出会えて、心から感謝しています。
これからの、山道先生のご活躍、応援しています。
kappa連合熊本支部 TOM
TOM |
[URL] | 2010/08/30 21:40:17
山道さん
貴重な実例をありがとうございます。
ツナミさん、
プライベートな情報を、伝えていただき、恐れ入ります。
地形と私たちとの関係性。
名古屋講演会では、机上での理解。
大渓水さんの宮崎の話も併せて、
山を守る、山に伝わる昔話、語り部山道さんが伝えようとしている
ほんの一部を、2週間前よりは、理解しつつあります。
乾 |
[URL] | 2010/08/31 4:44:54
ツナミ&タックン
「何を見て、何を感じて、何を思う?」
これは風水師における大事なトレーニングです。自己分析をするということでもあります。
風水師たるものが風水師たる所以。それは「何を見て、何を感じて、何を思う?」の連続によって成長していくこと。
それが喩え悲しいことでも目をそらしてはいけない。
運命が何かを告げ、何かを教えることがある。
よく熟考した思考は、よく耕された畑の如きものであり、それが認識なのです。
この不幸を教訓に、今度は後手ではなく、先手で防げる風水師へと成長してください。
追伸
タックンは勉強が嫌いなので、北海道の旭川で家具職人の道と言うのもありでしょう。(笑)
勉強が嫌いな人は風水師になれませんよ。
「自分を捨てる。」ことが肝心。
自分の基準で物事を推し進めるのではなく、古来からの慣わしに自分を合わせるということも大事なことなのです。
追伸
タックンががんばったら、オレは「猫缶」をあげるよ。
詳しくは映画『第9地区』を見るべし。
http://d-9.gaga.ne.jp/
ダニエル |
[URL] | 2010/08/31 14:43:15
TOMさ~ん
津波に逆らってはいけません。どんなに腕の自信のあるサーファーも津波の日にサーフするのはスーサイドです。(笑)
家庭の調和を重んじ、理不尽な暴君(ツナミ)に虐げられても、東京に行けば、山道と共にリベンジできると考えてくださいませ。(笑)
また、kappa連合で行きましょう!
追伸
アジラさんは、ツナミが怖いのでこの連合に加入したくないようです。
ダニエル |
[URL] | 2010/08/31 14:45:44
乾さ~ん
私は自分を信じてくれとも、風水師を信じろとも言いません。
寧ろ、現代の風水師と名乗る人の言葉を信じるのならば、NHKのハーバード大学の政治哲学の教授の講座を見るほうが高い「認識」能力を獲得できるでしょう。
そして、それは確実に有用な認識へと昇華します。
http://www.nhk.or.jp/harvard/about.html
これは本当です。
真の風水師には総合的な「現代知識」を徹底して学び、古典だけではなく現代を理解することが問われ続けます。
そして、古代の叡智が現代で何ができるかを考えるのが、現代の風水師の本当の仕事ではないでしょうか。
そういったこともご理解いただける乾さんの今後の成長に期待しております。
ダニエル |
[URL] | 2010/08/31 14:49:17
山道先生、
今回の記事で、本当に自然の力は強大だなと感じました。
我々治療者は、不謹慎ながらもマイナスの症例のケースが一番勉強になります。
風水を勉強しようと思ったのも、「家族中が異常な状態」の家庭を治療家として見てきたことが、きっかけでした。
風水は、人の体に行うことをもっと大きなスケールで行うものだと、今回改めて認識しました。
特に斬首の記事を見て、私が行っている「上部頸椎」の治療に通じるものがあります。
人間でも、頚部は脳から脊髄に移行する重要な部分です。そこが、問題を起こし様々な神経干渉が起きると、人体全てに異常が出てきます。
今回の案件の「斬首」は、まさにそんな感じがしました。
自然の流れを断ち切る・・・恐ろしいです。
講演にもなかなか行けませんが、またお会いできるのを楽しみにしております。
まだまだ暑い日が続きますので、どうかご自愛ください。
名古屋のマミー |
[URL] | 2010/08/31 16:33:06
人生一度きり
心から幸せを感じるライフスタイルがしたい
究極は自然と調和した心温まる暮らし
子子孫孫続く、悠久の大地で眠りたい
それが実現できる風水に出会えて心から嬉しいです
ありがとうございます
ツナミ |
[URL] | 2010/08/31 18:56:46
こんばんわ、さっき親と、甲佐町の中横田への引っ越しについて、話し合いました。結果、土地柄元々、同和問題の地域らしく周りとの調和が、難しいとゆうことでした。
これからも、調査していきたいと思います。
TOM |
[URL] | 2010/08/31 22:14:52
山道先生
このたびは、お疲れ様でした。
『講演会・セミナー・実地演習・市街地における地理風水』
去年に引き続き、おそばで学ばせて頂きましたことは、
次の扉をノックするために間違いなく必要なことでした。
「何を見つめ、何を感じ得て、何を思うことができるのか?」
終わりなき旅ですが、いつも確かなものを示して下さり、本当に有り難うございます。
追伸:
「パスタ・うどん」はノックしたので、次は蕎麦にしましょう!
週に一度しか開店しない店を案内したいので、また九州へお越し頂かないことには、
「どげんすっとね?!」(笑)。
大渓水 |
[URL] | 2010/09/01 2:24:36
マミー!!!
長らく医学の現場から離れたけれど、今年からまた戻ってくることになりました。
まあ、あっしは闇医者ですがね。(笑)
ゴルゴの様に仕事はこなすといったところでしょうか。
通信講座の「千金賦」をよく読みこんでいるようですね。
人体と風水は無関係ではないのです。
さて、一段楽したし、通信講座のテキストをがんばらねばですな。
カンナみたいに命を削る作業を通して、前に進む以外ない過酷な「医の道」ですが、共にくたばるまでがんばりましょう!
ダニエル |
[URL] | 2010/09/02 0:25:48
正直なところ、いままであまり危機感が無かったのですが、
(違うところへの危機感が大きかった)
鎌倉を歩いていたら、鎌倉の緑の量の変遷を追った写真があり、
こんなに切り開かれていたのか!?と驚きました。
と、同時に、このまま行ったらヤバイような、という危機感も覚えました。
今は緑化運動で保護されているようですが。
日本の自然や環境をぶち壊している、ということを真に認識できないと、風水ということは全く理解できないのだ、と思いました。
そういう意味では、山や川へ行き、それから風水の学習へと入るのが順序なのかなぁと思っております。
自分の関心の範囲の中で、風水まで手を出してしまうと、広げすぎで手が回らないかな、と後回しにしていたのですが、
ここ最近の出版物や記事の内容は、誰でも極めて親しみやすく、理解しやすい切り口から紹介されていて、多くの人が納得するところではないでしょうか。
そろそろ風水を学ぶ時期なのかなぁ・・・『素問』やら『神異賦』やら買って来て、こりゃスゲー!なんて言ってたんですが(笑
ピンク色 |
[URL] | 2010/09/02 2:52:16
ツナミ~&トムさ~ん
あ~、ツナミのアイコンが鏡餅になっている~。(笑)
徳があれば、何とでもなります。
徳がなければ土地に拒まれて、龍穴に住むのは難しいかと。
ツナミは平井堅と徳無が英明が好き!?〈キ`e´〉 ムッ!
ダニエル |
[URL] | 2010/09/02 3:24:31
大渓水さ~ん
髭が濃い二人が福岡のグルメの旅をするシリーズ「グルメ de 福岡」を連載していきたいですね。
Weebyでホームページ作りましょうよ。
「もう、お腹いっぱい」と言ったそばから、蕎麦を食べさせられてしまうのでは!?(笑)
課題は都市の中の「気の流れを読む」トレーニングですが、時間がかかるのに加え、足を使うので、大変ですが、大渓水さんならば何らかの成果を出してくれそうですね。
我々は迷妄から離れ、科学者のような視線で物事を見つめ続けなければなりません。
そう言った意味において問われる作業は現象学の実践家でもあるわけです。
実践の場で時間を過ごし、自己の存在を鍛えてください。
愉しみにしています。
これでグルメの旅もよりパワーアップかと。((W´∀`))
ダニエル |
[URL] | 2010/09/02 3:30:48
帰一先生。ご無沙汰してます。 家族内の行事でバタバタしてました(-.-;)
熊本での講演会の数週間前に兄夫婦の赤ん坊が生まれ、講演会だけではなく、後日のセミナーにも参加したかったのですが、祝い事を重んじる田舎の風習で、兄の嫁さん方の親族の手前、兄が絶対に祝い事に参加してくれと頼まれ、後日の一日セミナーに参加出来ず、かなり落ち込んでいました(*_*)
兄は×2で、今は三度目の結婚生活なので、今の奥さんには相当気を使ってるみたいです。。今回の記事を読み、同じ熊本県民として、凄く他人事とは思えない事実を知り、ショックをうけ、どうにかしたいと言う気持ちが生まれました。
熊本県は、人口比率と比べ事故が多いのも、そのせいだと思います!!講演会の最後に、質問は、ありませんか?と、帰一先生が言われて、いろいろ知りたいことがあったので、勇気を出して質問してみよう!と、思ったのですが、他の参加者の方の興味のない質問してしまったら、どうしようと自分の短所の部分が出てしまい断念してしまいました(:_;)
講演会の当日に、自宅の恵比寿さんの置物を落としてしまい、足が膝から綺麗にとれてしまい、自分に何か起きる暗示してくれてるんじゃないかと注意して、講演会の会場まで、自宅から早歩きで向かいました!
途中の会場近くの川岸に恵比寿さんを埋めてきました。
川岸を散歩していた、おじいさんには変な目で見られましたが(-.-;)そのおかげで、帰一先生の講演会を一番前の席で話しを聞けたので、恵比寿さんに凄く感謝しましたo(^-^)o
帰一先生の話しを、ずっと聞きたくなるのは、今を生きてる現代人が無意識に求めてる、必要不可欠で大切な何かがあるだからだと自分は実感しました。。
竹村です。。 |
[URL] | 2010/09/02 3:36:50
ピンク色さ~ん
風水を学ぶ上で、『素問』が関係ないと言うことはないですよ。
人体の点穴は風水の点穴の原理に通じています。
山川を肌で感じるトレーニングは現代人には必須となるでしょうね。
というより現代人は「気」の知覚能力が悪すぎます。麻痺しているといっても過言ではないほど、感知できないのです。
それはエスキモーにケーキの甘さの違いや、どの店のケーキが美味しいかを判断してもらうのと同じで、その文化圏にない食べ物は味覚として認知されないのと同じですね。
今、日本ではかつての日本人が感じることができた「気」というものを忘却しつつあるように思えます。そして、認識の範疇から外れていけば、目の前を通り過ぎた車の車種や排気量にメーカー、デザインの年代などを瞬時に判断し、認識できますが、目の前の「気」がわからないのが現代人たちなのです。
つまり、「気」に対するトレーニングも、世界観も欠如した結果、アスファルトで舗装した道路をうごめく車を認知するのには長けていますが、地中を行きかい、天と地の狭間に充満する「気」は、世界観としても成立せず、我々の認識能力から欠如してしまったのです。
失われたものを取り戻さなくてはならないのです。
がんばりましょう!
ダニエル |
[URL] | 2010/09/02 3:37:51
竹村さ~ん
恵比寿さんのご加護があって良かった。+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
ダニエル |
[URL] | 2010/09/02 13:21:17
テーマの重い衝撃的な風水シリーズに、似つかわしくない画像「鏡餅」。謎の暗号である。多分、この暗号を読み解こうとした者はいない。
しかし、頭に暗く圧し掛かるテーマとのバランスが「鏡餅」に込められていると、僕はこの記事に救いを感じました。
エド |
[URL] | 2010/09/02 17:04:27
エド~
ツナミを一言で言えば「めでたい!」。
ツナミは「第9地区」のヒーローになれるかが、今後のアクションにかかっています。
もう、ツナミだけがこの地区の救いといっても過言ではありません。
猫缶を配るヒーローとなるか、猫缶をもらうほうとなるかが問われています。
とりあえずは、脱出でしょうね。それも自分だけこの「第9地区」を跡にすのではなく、近所の人たちにも警告と共に呼びかけて、「避難」をする必要があるでしょう。
それを受け入れるか受け入れないかは、この読書と同じく自由です。
ただ自分たちだけ逃げるだけで、終わらないで欲しい。
悔いの無いベストを尽くして欲しい。
悔いを残しながら、去っていった人のためにも。
寧ろ、ごそっとこの「第9地区」の人たち全員が移動して引っ越したら、それはそれでメディアも食いついてきて、世間にこの恐るべし環境破壊と風水の関係を知らしめることができて、それこそ「オレたちが仇をとってやる」シリーズとなり、連載したいですね。
大丈夫、トムとツナミならば難民キャンプでも生きていける。
正に、映画『第9地区』ですね。
ダニエル |
[URL] | 2010/09/02 19:16:11
海外にいることのほうが多い自分ですが、たまに日本に帰ってきて本屋を覗く度に、くだらないニューエイジ系の本ばかりで気分を悪くしていた自分ですが、山道先生の本は、本当にすばらしいと思いました。
いい加減な、ろくすっぽヘブライ語の知識もないのにカバラ何とかとか、運を引き寄せるどうのこうのという、明らかにお金目当ての、大衆向けの本ばっかりでは、どうにもなりませんものね。魔術の修行を始めて20年たった今、中途半端になっている語学(ヘブライ、アラビア、サンスクリット語)を、ここで気合を入れて勉強しなおす勇気を与えてくれてありがとうございます。すでに中近東に土地と家を8年前に購入した自分ですが、もう1度しっかり風水を勉強しなおして、新しい土地を買おうと思っております。活字を離れ徹底した瞑想だけの毎日を送ることもあった自分ですが、やはり書物の存在は大きいものです。
shams al maarif |
[URL] | 2010/12/02 9:24:10
shams al maarifさ~ん
カバラを勉強されているのですね。
カバラは儀礼は、東洋の符呪、巫術と多分名共通性を持っているのではと密かに考えています。
日本はイスラム研究も井筒俊彦氏以降、全うな研究と書物に関しては沈黙といった感じがします。
殊更、神秘主義哲学に関してまっとうに哲学できる人がいないのが国内の実情です。: :
私も大学時代のサンスクリットをゆっくりと復習したいと考えていますが、時間が足りなくて・・・。
あああ、瞑想三昧の生活がしたい・・・。
自分の生活基盤の半農半禅のための土地も色々と候補を挙げて今年は方々に行きましたが、どこも部落の聖地だったり、因習が強くて土地を使わせてもらえなかったりで、いまだ日本国内で自分の住む場所を見つけられない難民と化しています。
もう海外にでも行こうかなと考える時もあります。
とかく日本は住みにくい構造を持っているのかもしれません。
また色々とコメントしてくださいませ。
楽しみにしております。
ダニエル |
[URL] | 2010/12/02 12:53:27