台湾へお茶の本『台湾茶の贈り物』の作りこみの取材やら撮影やらで二度ほど往復し、戻ってきてすぐに北海道の札幌。
私が手がけた陽宅風水の住宅の完成内覧会に生徒たちと共に参加。
もう一つ、札幌市内では二つ目となる陽宅の上棟式にも参加してきた。
最近、家に帰ってきて、寛ぐ間もなく『完全定本 四柱推命大全』のゲラの往復作業。『風水の住んで良い場所・悪い場所』の原稿提出が三回も締め切りをオーバーラップ中。
時間に追われ続けて、「ふっー」、忙しいとため息ばかりが出てしまう今日この頃。
家に届いていた一冊の本。説話社の編集の方から親切な手紙付き。
林巨征先生の『現代方位術大全』を頂きました。
ありがとうございます。
丁寧に作りこまれた本書には、日本式方位術「五流開運法」から、中国式の「日家奇門(金函玉鏡)」、「奇門遁甲・時盤全図盤」までを網羅した作りこみです。
実に様々な方位術について、まとめあげた一書で、内容も日本式方位術の中では、他の九星気学家とは一線を引くかのように、45度分割となっており、園田真次郎氏が後年否定した30度と60度分割も改められています。
林巨征先生の気学は傾斜法など特殊な日本式を除けば、玄空飛星との共通点が多い内容だなと思いました。
巻末の参考文献を見ると、李科儒や黄啓霖など比較的近代の台湾の五術家の本も参考にされており、よく研究し著された一書だと思います。
読み易く平易な言葉で丁寧に著され、図版のレイアウトも大変素晴らしいと思いました。526ページも有り圧巻です。今まで時盤全てを一書に所収した本は日本国内で公の出版社からは一冊も出版されていなかったことだと思います。
家庭の法医学辞典として(笑)。いいえ、方位学辞典として、一家に一冊欲しい本であります。
この度は、素敵な本を寄贈していただき、真にありがとうございました。
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