徹夜明けには眩しい光と共に朝の通勤電車に揺られる。久しぶりな感覚が喚起される。気功師の長谷部さんと共に横浜にある尾竹先生の事務所で、朝から打ち合わせ。
ぼくらの心から「綾部」は消えていない。
そこは、一つの未来を示すカタチとなるべし。
血で血を洗うように、次々と堂々巡りの環境破壊とそれに付随する毒を作り出すことを止めるには、タイムマシーンにでも乗って過去にトリップするかのように多くの人の意識が回帰しなくてはならない。
文明の利器を今一度見直し、そこから「いっせいのせ!」で皆が勇気を出して離れなければならない。それができるのは、初めは孤高の仲間達だけでも良い。
日本の未来を見つめる話し合いが、かように小さなグループではあるが、少しずつ前へ前へと進み始めている。
名言である。 って、オレが作ったセリフでした。(;◔ิд◔ิ) !!!
最近常々思うことである。そのため、注意深く己が心の深い深い部分にいつも問う。
「道から逸れていないか?」
この部分から外れたら、知らぬ間に死者になってしまうから。
浮かんだ青写真は消えない。消えないから人には役割がある。
それは、自己の意識にダイブ【dive】し、眼に焼き付けた光景。
さてさて、中華街でランチを食べた我々は、「悟空」という中国茶屋さんで打ち合わせの続きをすることに。
上級・凍頂烏龍茶(850円)を台湾の泡茶方式で愉しむ。
テースティングのプロとして分析すれば、この店の凍頂烏龍茶葉使用量は実際に使用されているのは3.5gで、原価値段的には5gで、多分50円ほどの物だろう。そして、味はあくまで個人的に言わせてもらえば「マズイ!」の一言に尽きる。.(✿ฺ。 ✿ฺ)
例えば、茶通の物だと飲食に対する卸値で5gで80円ほどです。「悟空」はTPOから良い茶葉を使うのが無理なのか!? 30円値上げして、本物の茶葉を使ってよ!( ゜ 3゜)
もっと、がんばって良い茶葉をお客様に提供しようという心意気が問われる時代だ。この様に作法を伝えるお店というものは貴重なものだけに残念だ。ちなみに、日本国内で茶通に勝る台湾烏龍茶屋さんをまだ知らない。
って、オレが茶通の買い付けしてます。(;◔ิд◔ิ) !!!
その後、某出版社で「お茶の本」に関する打ち合わせをし、久々に神田・神保町に行った。
実は、打ち合わせの時から我慢していたが、トイレに行きたくてたまらなかったのだ。
キレイ好きなぼくは、スタッフの「チャガラシ」にいつも、お願いしてトイレをお掃除風水してもらっているほどのこだわり。
ここ10年以上、トイレを磨くことは「自分を愛すること」だと言って止まないチャガラシはトイレ掃除の美学を持っている。大体、掃除以外でも一回トイレに入ると30分は出てこない。トイレしか愛せない孤独なオトコなのである。
チャガラシ:「トイレ掃除の基本は、舐めても大丈夫なくらいキレイにする事です」
チャガラシ:「それは無理です!」
そう、チャガラシはいつも口だけなのであるが、トイレをお掃除風水する実力には定評がある。別にイガチャンの黒い歯はドメストを吸い過ぎてそうなったわけではないが、ドメストを使いすぎでなのである。ドメスト禁止!(╬◣д◢)
やはり、大型店のトイレは掃除が行き届いていて良い。そう、打ち合わせを終えて、神田に来たのには、狙いをつけていた場所があったのだ。
三省堂である。
三省堂で、すっきりしたぼくは、本を見る事もなく店を出て、学生時代授業をサボって、読書にふけていた思い出の地下にある喫茶店「神田伯剌西爾(ぶらじる)」に行く。
自分を思い出せる場所って良いよね。学生時代と今を較べて、多くの違いを見出し、久々に来て新鮮さを感じる。ここは古き良き日本の喫茶文化がまだ残っている。
昔は、片っ端から読んで読んで読みまくった。今では、本はあまり読まなくなった。というか、関心が無くなった。そして、ほとんど本を買わなくなったのがここ五年間くらいである。
だからと言って、「本屋をトイレ代わりに利用するな!ヽ(`△´)/ 」と言われれば、おっしゃるとおりです。(´^ิ益^ิ`)
書き物をする時は、参考文献や引用文献として小さな図書館並に持っているマイ・コレクションの書籍群を開く。不思議と一度読んだものは、どこに何が書かれているか覚えているし、新刊も立ち読みすれば、たいてい読み終わってしまう。瞑想生活によって得られた賜物である。
本屋をチラチラ見ていると欲しいなと思う本が目を付くこともある。カタログ的な本である。最近見かけたmono STYLE OUTDOORなどは見ているうちに欲しくなったが、VOL2の表紙がキモかったから、買わずに立ち読みの刑に処した(笑)。
トレッキング・シューズの違いなどの説明が面白かったが、山に行くのは、ファッションのためではないし、自分が山に行くときは風水実践だしね。
とは言え、"山" 自身にとても魅力がある。山を登る人間の精神活動と社会生活で消費され削りとられて行くだけの精神の有り方をコントラストさせて描いた山岳小説の金字塔である『孤高の人』は面白い!これは、最近買ってしまった本なのである。
また、この原作を基に描いている坂本 眞一の漫画『孤高の人』が原作の崩し方と現代版としての描き方がうまい。これは買う価値ありですぞ。MUST BUY!
登山家にとって、コースを間違えたら即、死に繋がる危険な世界なのであるが、結局、これは人生と同じでは無いだろうか。
ブラジルでコーヒーを飲みながら原作のほうの『孤高の人』読みいる。結局のところ、学生時代とあんまり変わっていない自分を見出したりもする。(・´з`・)
しまった!たった一日の出来事なのに書き終わらなかった!
『よくある日常と私Ⅱ』に続く
<関係ページ>
にほんブログ村ランキング