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2008年9月10日 (水)
交靈1

 ノエルを治療して、軽く電圧の下がった脳を休ませながら、恵比寿から代々木で乗り換えて千駄ヶ谷に向かう。タクシーに乗っていることがばれるとFive ArtsのNoneに怒られる。

 最近では電車も良いもんだ。ただし、酒を飲んだ時と終電を過ぎた時は、タクシーにも乗る。

 えっ、終電過ぎるまで飲むなって!

 漢(オトコ)ならば、飲まなければ越せない夜もあるのだ。

 えっ、その辺のサラリーマンみたいだって!

 だって、オレ、サラリーマンと飲むことのほうが多いもん。(。♋ฺ‸♋ฺ。) 

 そんな俗物めいたものと聖なるものを併せ持ち、葛藤するところに人間として生きている生の充足があるのだ。その辺りをこのブログの読者は愉しむべきだ。決して、偽善者にならないで欲しい。

 聖と俗二つ併せ持つから、人間としての躍動感が生まれてきて、葛藤の果てにある景色に足を伸ばし見たくなるのだ。

 千駄ヶ谷の駅改札に着くと、恒例の切符探しが始まる。ポケットに色々なレシートやら何やらを溜め込んでしまうリスのような癖があり、そのカオスの中に切符を入れるから、改札口でいつも切符を探す仕草を愉しんでしまう。

 予想外だったことは、その一部始終をクライアントのLさんに見られていたことだった。

 クライアントのLさんは、このブログの『ある戦士さんとオレ物語』(日本篇1)の依頼主であるクライアントとして、一度登場したことがあるのだ。

 前回は、ある戦士と二人で鑑定しに行き、土地を取り囲む様々な条件である巒頭が、非常に素晴らしいと、ある戦士と二人で太鼓判を押した物件である。

 今日は、抽選で購入が決まり、マンション内の二つの物件が選べ、どちらにしたほうが良いかという相談だった。

 『風水大全』の熱烈な読者であるLさんの用意した図面には、既に飛星チャートまで描かれており、太極までキレイにとり、パイシェイプも作られていた。レイモンド・ロー先生の風水大全が世に出た功績は大きい。風水に興味のなかった人からあるまで、はじめての人には難解であろうこの分厚い本に一生懸命に取り組んで、ボロボロになった風水大全を見かけるたびにそう思う。

 ただ、玄空飛星における解釈が、多くのプロによっても、千差万別のように、独学で学習を進める方々にとっても、一つの課題になっているようだ。やはり、風水大全に基づく、実例集及び実践篇としての解釈を平易にしたものを書く必要があるだろう。タイスン頑張れ!

 この物件に関しては、既に巒頭が非常に良く、100点中、80点をクリアーしているので、「もう、理氣見なくても大丈夫です。」と言っておいたのですが、色々と聞けば、Lさんの家柄は非常に由緒正しく、親戚や身内の方々の手前、その家で両親の面倒をみると宣言したため、もしも何かあったら、風水を気にする一族の人たちに、文句を言われるのが怖いとのことだった。

  ダニエル:「ウソ!それじゃぁ、オレも怖いじゃん。*(ダニエルの心の声) 」

 玄空飛星による理氣が、知りたいとのリクエストで、完成された図面に引かれた線の角度や飛星チャートを確認する。全部、正しく出来ている。もちろん、ここにある戦士がいたら、玄空飛星とは違う理氣を使うのだろう。

   ダニエル:「先生とこの家を見に来た時が懐かしいです。」

 図面を見ながら、ある戦士と二人でこの家を鑑定しに来たのを思い出す。住所を間違えて、ある戦士と二人で、違う家を鑑定しながら歩いており、まっすぐの道路だっため、遠めでクライアントのLさんに発見された挙句、一時間遅れてたどり着いてしまった。

 当然、クライアントのLさんとその物件の担当セールスの顔が、怒りに満ち溢れていたものだった。「風水師のくせに道に迷いやがって!」と(笑)。

 そんな凸凹なぼくらは、馬が合い、二人で、「ヒヒーン」と、この自由な発想と束縛されない自然の中に溶け込むように風水を愉しんだものだった。討論も論争もしたけれど、ぼくは、ある戦士を通じて大きく成長できたと確信している。

 それは、意識内で構築された風水に対するロジックが溶解して、外の景色に流れ込んで行き、全てが一体化したと思える瞬間、瞑想にも似た体験が、ある戦士の風水にはあった。

 ある戦士に風水を伝授された日々が、つい最近のことのように思えて、遠い昔のような気持ちにもなる。というのも、今、ある戦士は台湾に戻り、自宅で寝たきり状態になっているからだ。二つ詰まった心臓の弁に抱える心筋梗塞に加え、糖尿病を患い、治療のために努力することよりは、生に対する未練がないと言い張る。それが、自分の生き様だとも。僧籍を持つ、ある戦士にとって、生に対するこだわりがまるでないのだ。

 その想いに報いるために、早く書き上げなくてはならないのが、台湾と日本の文化、地形、様々な違いを考慮するため、二人で日本中を歩き回り、ぼくらが練り上げた思い出の体系であり、一冊の本なのだから。そこには、この流派が持つ、様々な秘伝が加えられ、完全にコンプリートされた一冊になるだろう。自分で書きながら、楽しみだ。というのも、様々な実践の側面で、ここまで耐えることができる強い風水体系は、一つの芸術の域に達している。

 風水を勉強していて満たされることはなかった。だが、風水を教えてくれる老師たちとの会合や想いの巡りあいの中で、自分が成長しているという実感を感じたものだった。それは、技ではなく、心と技が一体になる瞬間でもあった。心技一体の境地に、風水の深奥がある。

 易卦の遊びではない、羅盤の度数と睨めっこすることでもない、土地と向かい合うことで、生まれてくる情報を識に還元して読み解くことが即ち、理氣なのだから。

 それは、自分と地球の繋がりそのもので、意識は拡張することを止めず、宇宙の中にいる自分を感じたとき、風水と仙道と呼ばれる瞑想世界が一つに思えた。

 だから、その日もぼくは、図面の前ではなく、クライアントのマンションの前に構築された意識の中で立っていた。

  ダニエル:「先生どこにいったんだよ。」

 ぼくは、意識の中で元気に立っていた、ある戦士とお別れを告げなくてはならなかった。いつも、二人で行動していた魔法が解けた瞬間でもあった。本来いつも、一人で行動するが、今日の一人は、とびきり寂しい感じがした。

  ダニエル:「Lさんに会うと、先生が元気だった時のことを思い出してしまいます。」

 二つの図面を比べ、一つはすぐに候補からはずした。理由は、

  ダニエル:「この家は、玄関をくぐると頭が一瞬ふらっとしたりしませんか?
         気の対流状態がぶつかり合い良くないです。」

  L氏:「えっ、そうなんですよ。入った瞬間に頭がくらっとしました。不快な感じもしました。」

 本当の理氣とは、図面を読み解くことではない。気を読み解くことに他ならない。そのための記号類型化された符号である象徴たちを一つの指針として判断に使うが、それを全てと解してはならない。理氣には恐ろしい落とし穴がある。

 物件は一つに絞られて、後は図面上にある部屋割りやレイアウト、寝室選び、水周りが正しく配置されているかなど色々な項目を一つ一つ図面と照らしてチェックする。今回は、Lさんのリクエストどおり玄空でのレイアウトと、それだけでは不安なので、ある戦士の理氣法である「二十四坐山理氣」で床位をみる。

 不思議なことに、一つ一つ指示した場所とLさんが、当初考えていたものが、ほぼピッタリと一致する。その違和感にダニエルが途中から気づく。

  ダニエル:「おかしいですね。こんなにも、ぼくの見解とクライアントが事前に立てた
         レイアウトが一致するなんて今までなかったものですから。」

 L氏が、黙りこくって、色々と考え始めたような仕草をする。

  L氏:「話して良いのか、わかりませんが・・・やはりやめておきます。
      信じてもらえないので。」

 ぼくは、信じるか信じないかは話を聞いてみなくてはワカラナイと言うと。考えあぐねいているようなので、自分で「その信じてもらえない。」内容を聞くことにした。

  ダニエル:「Lさんの背景のライトや、パンが目にしみこむので、
         端によって壁の前にある席に座ってもらっていいですか?」

 壁の前に立ったL氏に対して、慧眼を開き向ける。ライトのせいかと思っていた、光たちが、壁の前からも放射される。そして、そのオーラの幅が、通常の人間にありえないくらい、2メートルくらい上に伸びている。久々に身の毛がよだった。「なんか、ヤバイ。」。

  ダニエル:「地霊ですか・・・。しかも、すごく強烈ですよ。」

  その辺りから、Lさんが苦しそうに頭を押さえ込み、「出てこようとしています。抑えられない。」と、苦しみの叫び声をあげる。見ていて、とっさに、これ以上はヤバイと思い、Lさんの意識に信号を送る。

 平常心を取り戻したLさんから語られ始めた言葉は、驚愕の内容だった。そして、全てがセットされた運命の輪の中に自分がいるのを見出した時に、愕然とした。

 「交靈2」に続く。

  <関係ページ>

  • 『仙道世界』巻5~「栽接法」
  • 感染する幻視
  • 『仙道世界』巻4~「五体のものさし」
  • 『仙道世界』巻3~「東派になる」 
  • 『仙道世界』巻2~「道家と山術」
  • 『仙道世界』巻1~「特級気功師になる」
  • 交靈2
  • 交靈1
  • 除靈 
  • 斬即是山
  • 想いと共に中国に行く 


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